2018年8月27日月曜日

夏の終わりに














先日開催した『炊きたておにぎりの会』は無事終了しました。

夏の天ぷらはやっぱりいいですね。
天つゆもおいしくできたし、金沢で買ったおいしい塩も活躍できました。
個人的にハマったのは、これも金沢で買った「いしり」を使った煮玉子でした。
あと府中の元気屋さんで買った「ざる豆腐」も大変美味でした。

相変わらずの盛り沢山な内容になりましたが、みなさんによろこんでいただけたようでよかったです。

肝心の炊きたておにぎりもうれしい感想をいただき、やれてよかったと思えました。



この夏は身の危険を感じる暑さで、連日外の人通りがありません。
自分たちをふり返っても休日はあまり外出することなく過ごしています。
そんな中わざわざ足を運んでいただけることに感謝しています。



普段の営業では、おにぎり屋の存在意義を考えてしまうような日々ですが、それはもう暑さのせい!ということにしておきましょう。

真面目なことを書こうと思ってましたが、全然頭が回りません。

ただ楽しみに来てくれた方がよろこんでもらえればそれでいい。


もう夏も終わり、ということでいいですよね…?

2018年8月17日金曜日

炊きたておにぎりの会 申込状況

8/26(日)に開催する『炊きたておにぎりの会』の申込状況です。


① 11:00〜12:30 申込終了
② 13:00〜14:30 申込終了

定員に達しましたので閉め切らせていただきます。ありがとうございます。

申込方法やメニューなどはこちらの記事をご覧ください。

ありそうでない、炊きたておにぎりを食べる時間。
今回もよい時間になるよう頑張ります。

ご参加お待ちしています。

2018年8月13日月曜日

おにぎり屋















夏休みが明けて2週間、新芋が入荷する9月中旬まで芋けんぴは販売しておらず、加藤けんぴ店は「おにぎり屋」として営業しています。

芋けんぴ専門店だと思っている方が多いようですが、ごめんなさい。
おにぎりと芋けんぴが主な軸ですが、あくまでおにぎり屋に芋けんぴが置いてある、というスタンスです。


当店は、普段の生活のなかで楽しめるもの=けんぴ的なものと勝手に名付け、それ故「けんぴ店」を名乗っています。
だから「おにぎり」も「けんぴ的なもの」なのです。

まあ、よくわからないですよね。


でも当たり前のように食べられるおにぎりや芋けんぴが、考えてもないくらい奥深く、おいしいものであったら、もうそれだけでうれしくなれると思うのです。

そんな風に目の前のお客さんに喜んでもらいたい、それだけなのです。


去年は芋けんぴに力を入れよう、という目標がありましたが、ちょっとそちらにウエイトがかかりすぎたようなので、今年は「おにぎり屋」を頑張ろうと思います。


お盆だし、誕生日だし、なんとなくこれからの目標を考えたくなる日でした。


2018年8月8日水曜日

炊きたておにぎりの会 8月


今回で4回目となる『炊きたておにぎりの会』を開催します。

日本人にとって最も身近な食べものとも言えるおにぎりを、今改めて味わっていただける時間となります。
普段の営業では作り置きのためのおにぎりに特化していますが、炊きたてはまた別格の味わいです。










鉄の羽釜で炊いたごはん。
蓋を開けた瞬間立ちのぼるお米のあまい香り。
その香りをやさしく包み込むように握られたおにぎり。

ああ、やっぱりどう考えてもうまいんだよなあ。


自分で作ってるのに、こんなに屈託なくおいしいと言えるのはおにぎりだから。
おいしいおにぎりの記憶って誰のなかにもあるんじゃないかなあ。
僕はそれを再現しているつもりなので、自分で言えるんだと思います。

おいしいおにぎりって、それだけでうれしくなりますよ。



それでは今回の詳細です。

『炊きたておにぎりの会 8月』

日付   8/26(日)

時間   ①11:00〜12:30
     ②13:00〜14:30

定員   各6名

料金   1500円

メニュー ・炊きたておにぎり2個(具は当日選べます)
     ・夏野菜のてんぷら
     ・小鉢
     ・漬物
     ・みそ汁
     ・自家製アイス
     ・ほうじ茶

     ※おにぎりは通常価格で追加できます。
     ※ドリンクメニューもあります。お酒も。

予約方法 店頭かメールにて。info@kato-kenpi.com まで
     1、お名前(おひとり様2名まで予約可)
     2、当日連絡のつく電話番号
     3、希望の時間 ①か②
     
     メールの場合、この3つは書いて送ってください。
     初めてのご来店の場合はその旨書いていただけると助かります。




今回のおかずは『夏野菜のてんぷら』。
夏は暑いのが困りものですが、もりもり育ついろんな野菜をみてると楽しくなります。
そんな野菜たちをてんぷらに。

小鉢や付け合わせは未定ですが、いつも多すぎるくらいになっちゃうので量は考えてあれこれ作れたら。

あとはドリンクや旨い日本酒などお酒もあり、当店に来るのが初めての方、常連の方共に楽しんでいただけると思います。


ぜひご参加おまちしています。

2018年8月2日木曜日

ところてん


久しぶりのお店の営業にも、楽しみに待っていてくださった方々がいらして、やっぱりお店はいいなあと感じます。

夏の間は芋けんぴはありませんが、当店の想いである「普段の生活のなかで楽しみになるもの」をご用意してお待ちしています。


そのひとつ、夏の目玉は『ところてん』。

今年で3回目の夏となります。
お世話になっているお蕎麦屋さんに「ところてん、やってみたら?」と言われ作ってみました。
それまで全然食べたことがなかったのだけど、「夏に食べるところてん、すごくいい!」となりましてお店で出すように。

年々進化している定番の『青のりところてん』
伊豆大島産の天草から作った寒天は、ほんのり海藻の香りと味わいがあります。
味付けは自家製だし、醤油、米酢の三杯酢。
その上から青のりの香りを移した青のり醤油の氷を削ります。
おにぎりにも使っている兵庫産の海苔、白ごまをふり、お好みでからしをつけてどうぞ。


そして好評なのは『夏野菜ところてん』。














三杯酢のところてんの上に、焼きナス、湯むきしたトマト、キュウリや茗荷のはいった山形のだし、上の写真では甘長唐辛子など旬の夏野菜をのせました。

僕は焼きナスが野菜で一番好きなのですが、ナスは夏から秋にかけてしか食べないという謎のこだわりがあるので、もう毎日食べたいくらいです。
それにトマトの酸味、山形のだしのねばり、もうたまりませんね。夏野菜最高です!

暑さで食欲が落ちても、これはぜひ食べてほしい。



そして今年初登場は、『抹茶レモンところてん』。














初めの構想ではあんみつを作る予定でした。

でも他の店であんみつを食べてみた時に気付いたのです。
「あんみつ、あんまり好きじゃないかも。」

抹茶アイスのクリームあんみつを食べたのだけど、あんこも甘いし、抹茶アイスも甘い。
これに黒蜜かけるの?と思いました。
確かに寒天には味がないので黒蜜は欲しい。
結局なんの味を味わっているのかわからないまま食べ終わりました。

自分が食べたいのはこうじゃないなと思って、食べたいところてんを考えました。

まず、抹茶アイスなら抹茶アイス、あんこならあんこをひとつひとつ味わいたい。
そしていろんな組み合わせで食べてもおいしい。
時間が経ち、締めに溶けたシロップでところてんを食べる。

そんなイメージが湧いてきました。


そして完成したのが上の写真。

小原春香園さんの抹茶を使った自家製の抹茶アイス。
砂糖の配合にこだわった北海道産大納言の自家製あんこ。
少し苦みのある甘夏レモンシロップの氷みつ。
そしてところてんの下にも、最後までおいしく食べられるよう甘夏レモンのアイスが。

最初に抹茶アイスやあんこをどれだけ食べるかにより、最後のところてんの味わいが変わるという楽しみ方ができます。

これはぜひ食べてもらいたい!


しかしこれは「おや?」と思う人もいるかもしれませんね。
そう、知る人ぞ知るtocoro cafeさんの「トコロ天」に似ているのです。

今は店舗はなくアトリエで活動されていますが、店舗があった頃は5年ほど通っていました。
夏限定の「トコロ天」は上にアイスがあり、氷みつの下にあるトコロテンを味わうものでした。
自分の食べたいところてんをイメージした時、この記憶が脳に染みついていたようです。

今回『抹茶レモンところてん』を出す前に、tocoro cafeの上村さんには経緯を説明して、トコロ天リスペクトということで許可はいただきましたのでご安心を。笑


トコロ天を知ってる方も知らない方も、あんみつとは違う甘いところてんの体験をぜひ味わってみてください。



ところてんには全種、温かいほうじ茶もお付けします。
夏の盛りに、小上がりの畳の上でところてんを食べる。
いい時間になると思います。