2019年1月30日水曜日

web shop 2/3


















2/3(日)21時より、web shopで芋けんぴの販売開始します。

今回も『芋けんぴ三種詰め合わせセット』です。

内容は、
『紅あずま』
茨城県産の紅あずまを使い、蜜は自然なうまみを持つ喜界島産きび砂糖。当店定番の芋けんぴです。出来たては芋本来の風味、時間が経つと芋と蜜が馴染み芋けんぴらしい食感が楽しめます。

『みたらし』
熊本県大津町中無田農園さんの高系14号を使い、喜界島産きび砂糖、長崎県産のコクのある醤油の甘じょっぱい味わい。高系14号の香ばしさとカリッとした食感に合わせた組み合わせです。

『くんせい塩』
熊本県大津町中無田農園さんのシルクスイートを使い、沖縄県産天日塩で味付けし、その後くんせいに。甘みの強いシルクスイート本来の味わいとくんせいの香りがクセになります。お酒のおつまみにもいいし、自然な風味なのでお茶にも合います。隠れた人気商品。


用意できる数に限りがありますので、お一人様3箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。


今回は大阪の小原春香園さんの煎茶も販売します。



















お茶の甘みたっぷりの福岡県の八女茶。
食中食後に飲みやすい香ばしい鹿児島茶。

どちらも小原さんがしっかり吟味して作られたお茶です。
普段使いしやすいようオリジナルパッケージでご用意しました。
詳しくはこちらから

ぜひ芋けんぴと一緒にのんびりとしたお茶の時間をお楽しみください。



販売の注意事項として、

・2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。

操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が買えないことになってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。


注文時に携帯電話のメールアドレスを登録された方は、ご連絡のメールが届かない場合があります。
以下のリンクを参考にメールを受信できるよう設定してください。

『BASE』

また、当店にお問い合わせいただく時は、info@kato-kenpi.com からのメールも届くよう設定お願いします。



それでは2019年初のweb shop。
一息つきたい時、芋けんぴとお茶をお供にいかがでしょうか。
ご注文お待ちしています。

2019年1月29日火曜日

2月の予定

















2月の予定です。

週末のお楽しみとして土日にやっていたメニューですが、2月はいつもと違うものにチャレンジ。

2/2(土)、3(日)は『太巻き』です。
巷でいう恵方巻ってやつですね。

おにぎり屋なんだからやろうと思えばできるのですが、一月はスロースタートで、二月は確定申告や味噌作りやろうとか考えてるといつのまにか過ぎ去ってました。今年こそはと準備を進めてきたので、ついにチャレンジです。
当店自信作のだし巻き玉子、地場産のおいしい野菜、おにぎりで一番人気の鮭など入った太巻きになる予定です。

2/23(土)、24(日)は『すあま』の予定です。
あの街の和菓子屋さんで売っている、赤と白のふわふわしたやつです。

つい先日知ったのですが、西国分寺の東武ストアに入っていた和菓子屋さんが昨年末で閉店されてたのです。なぜかテンガロンハットをかぶったおじさんがやってて、大福や団子、おはぎといった街の和菓子屋さんらしい品揃えでした。通る度にいつもがんばってるなと元気をもらってたのですが、閉店を知ってショックを受けました。

でもあんこは自分で作ってるし、家で和菓子を食べる機会がほとんどなかったからなあ。
いろいろ思うところはあるのですが、そういう和菓子屋さんでしか買えない『すあま』は残していきたい文化だなと思ったので、自分で作ることにしました。
意外といるんですよね、すあま好きな方。
納得してもらえるものを作れるよう試作頑張ります。


そして、お待たせしましたネットショップ。
2019年の一回目は2/3(日)21時から受付開始します。
詳細は明日お知らせします。
隠れた人気の味も登場しますのでお楽しみに。


それでは少しずつエンジンをかけていく2月。
寒さに負けず頑張っていきましょー!


2019年1月27日日曜日

数学する身体

数学や物理学、宇宙のことなどに興味があります。
多くの人が小難しいお勉強なイメージを持つそれらのものを、意外と嫌いにならずに済んだのは高専生の頃の経験があったから。

もともと問題を解くのが好きだったのかもしれません。
ゲーム好きだったし、ゲームをする感覚だったのかな。



高専での物理学の授業。
割とベテランな先生だったけど、説明がすごく丁寧でした。
その中でよく覚えているのは、力学的エネルギー保存の法則を教わった時です。

力学的エネルギー保存の法則は、理想的な条件のなかだと位置エネルギーと運動エネルギーを足したものは一定というもの。
その説明で、抵抗や摩擦がない中で振り子を動かすと、ずっと揺れ続けるというのがありました。
逆にいうと現実に振り子を振ると、空気抵抗などの要因で、だんだんと振れ幅は減ってい
きいつかは止まってしまうということです。

その映像は頭の中で容易にイメージできて、感覚的に「わかった」と思えたのです。
それは初めて現実と教科書のなかの数式の世界が繋がった瞬間でした。
さらに言うと、理想的な環境では保存されるエネルギーが、現実的な要因で減少していくのは、現実は理想通りにはならないという、直感というか身体的な感覚として捉えるようになりました。

物理学は図で表せるのがいいですね。イメージしやすいから。
あと「ベクトル」の話も好きなのですが、別の機会に。




ようやく本の話になるのだけど、そんな経験から手にした『数学する身体』。

数学という言語すら排除し、機械でも実行できるよう形式化が進められた、一見冷たく無機質と思える数の世界。
その世界にどう身体性が関わってきたのか。
古代から現代の数学史から認知科学の事例など、そしてアラン・チューリングと岡潔。


数々の視点から丁寧に「数学する身体」を描き出していく。

後半の岡潔についての文章は、この本を書くきっかけになった情熱が込められていて、グ
ッと引き込まれました。
それとともに、難しい話ではあるのに数学の知識がなくても伝わる文章力に驚きました。
自分の確信を得た想いを、そんな想いを持っていない人にも伝わってほしいと願い、史実を交え、言葉の表現を選び、情熱を持って伝える。
一冊の本にまとめあげた凄みを感じる本でした。

年の初めからいい本に巡り会えました。
今年は積極的に本を読もうと思います。










2019年1月22日火曜日

お茶を飲む















加藤けんぴ店では、大阪の小原春香園さんから日本茶を仕入れて販売しています。

小原さんとの出会いは、こちらの記事で。→●


小原さんがしっかり吟味した各地の日本茶。
ちゃんとおいしいのに普段使いしやすい価格なのもうれしいです。

そんなお茶をさらに気軽に楽しんでもらうべく、当店ではティーバッグタイプのオリジナルパッケージを採用。
1個につきたっぷり4gの茶葉を入れているので、市販のティーバッグでは味わえないお茶の旨みがしっかり感じられます。
お湯を入れる時間もなければ水出しもできます。
500mlのペットボトルに2個のティーバッグを入れて一晩(6時間ほど)置いておけば、気軽に甘みが感じられるおいしいお茶が飲めます。

お茶を飲むきっかけとしてはベスト!な選択だとは思います。
特に珈琲、紅茶は飲むけど日本茶はあまり飲む機会がないという方にぜひ試してもらいたい。
おいしい珈琲、紅茶を飲めばホッと一息ついて、おいしいお菓子でもあればひとときの幸せを感じられますよね。
日本茶もその選択肢に加えられれば、さらに楽しみが広がるのです!


とぜひともお試しいただきたいのですが、ひとつ個人的な問題が。
ティーバッグをひとつひとつ手作業でパッケージして(さらに真空加工もして)いるため、ものすごく手間がかかってます。
手間代は値段に反映されてませんので、商売としては怪しいものになってしまいました。

つくづく商売下手ですが、まずはきっかけを、普段の楽しみがひとつでもみつけられたら、という想いでやってます。

どうぞよろしくお願いします!

2019年1月16日水曜日

1月の予定


1月も半分が過ぎてしまいましたが、今月の予定です。


営業は通常通りの日時です。

芋けんぴのネット販売ですが、今のところまだ未定です。

サツマイモの品種も入れ替わりの時期というのもあり、年明けの風邪の影響もあり、この時期らしい芋けんぴのラインナップが揃っていません。
やるからには、これを食べてもらいたいと思う納得のいくものを提供したいと考えています。
お待たせして申し訳ございませんが、ご了承ください。

店頭では現在『BLEND』『みたらし』『ゆず』『きなこ生姜』の4種類を販売しています。
『BLEND』は、スタンダードな喜界島産きび糖で味付けした紅あずま。
コクのある沖縄県産黒糖で味付けした高系14号。
芋本来の甘さを活かす塩味のシルクスイート。
今はこの三種類が一袋に入っています。

サツマイモの品種の違い、切り方の違い、味付けの違い、ひとつで芋けんぴの幅広さを感じることができます。

『ゆず』『きなこ生姜』はもうすぐ終了の予定です。


あとは今年も埼玉の濱中さんから干し芋が届く予定です。

しっとり甘い紅はるかの干し芋。
この時期のお楽しみです。
その紅はるかを使った焼き芋も販売します。
寒くなり甘みの増したサツマイモ本来の味を味わえます。


ぜひお立ち寄りください。

2019年1月7日月曜日

お正月


今年のお正月はのんびりダラダラできました。

普段できないことをしようと思い、下北沢に行ってみたりしました。
「(期待して)紹介でもない初めてのお店に行く」っていうのは本当に久しぶりかもしれません。
それぞれに自分が信じる「良さ」を提供しているお店を体感でき、やっぱりそういうお店っていいよなあ。僕も頑張ろうと元気をもらえました。

ただそこでひとつ思うのは、お客さんの方もぜひ『期待して』行ってほしいなと思います。
一見「良さ」がわかりずらいお店でも、『期待して』行っているかどうかで全然見え方が変わってきます。
期待せずに行って、「今の自分を楽しませてみろよ」みたいな態度の人が本当に楽しめるとは思えません。
そういう人結構いると思うのですが、この日行ったお店には全くおらず、やっぱりお店はお客さんと共に出来上がっていくのだなあと感じました。


あと全然違う話だけど、この頃「おいしさの論理的、科学的な正しさ」について悩んでました。
そしたらこの日行ったカレー屋さんにあった本に、おいしさについて西洋医学的にみるか、東洋医学的にみるかといった内容が書いてあって興味深かったです。
僕が悩んでた「おいしさの論理的、科学的な正しさ」というのはまさに西洋医学的な見方で、大事なのは知識とそれによって導かれる結果。
その知識が足りてなく、自信が持てず悩んでました。

もちろんその知識も必要ですが、東洋医学的、というかおいしさについて別の見方もあるんだよなあと再認識できたのがよかったです。
ひとつの見方に縛られるのはよくない。


そんなことがあり、今年はひとつのことに捕われずに、今までとは違う広い見方で見れるようになりたいなと思ってます。

そんなお正月。

2019年1月2日水曜日

これでいい


新年あけましておめでとうございます。

年明けは家でおいしいもの食べて、テレビ観ながらダラダラしています。


今年はどんな年になるのでしょうか。
先日の振り返りでも書いたように、具体的なことはなにも決めていないのだけど、なにかしらはやり続けていくでしょう。

空想レベルからできそうなことまで、やりたいことはまだまだあるのです。

何のためにやるかというと、可能性をみつけたいというか多様性を生みたいというか。
同じ価値観で、これがいいっていう正解にみんなが向かうのは、しんどいなあって思うのです。
そういうのにも向き不向きがあるし、僕はかなり不向き。
インスタ映えとかホントしんどい。
おにぎり、芋けんぴは地味ですからね。
違う価値観でみてもらいたい。

『これでいいのだ』はバカボンのパパの台詞ですが、そういうことですね。
すべてを受け容れるような寛容さ。
でも寛容さって奥底深く複雑で難しいものです。
簡単に出来たら今ごろ世界は平和なのに。

寛容さの難しさのひとつに、自分への甘さとは違うってことだと思います。
なんでもかんでも受け容れて、と要求するのはちょっと違う。
自分と向き合って得た弱さは受け容れられるけど、向き合わずに生まれた卑屈さは受け容れられない。
そんな感じでしょうか。

この辺りうまく言葉にできずにモヤモヤしていた一因でもあります。


とにかく、やりたいのは、おにぎりや芋けんぴなど、普段の生活のなかで気軽に食べられるもので十分幸せを感じられること。
「これがいい」「これじゃないとダメ」ではなく「これでいい」。
あれもいい、それもいい、でもこれでもいいよねっていう選択肢を増やす。
そういう価値観や考え方をもうちょっと感じられるようになりたい。

そのために何ができるか。

大きなことを言っていますが、特に考えはありません。
まずは自分ができる、おいしくて、ワクワクする楽しいものを作って、目の前の人に喜んでもらえるようにする。
そのくり返しだと思います。

肩の力は抜いて、楽しくやりたいですね。


そんな感じの加藤けんぴ店ですが、今年もよろしくお願いします!

年始は1/10(木)より通常営業いたします。