2018年12月31日月曜日
2018振り返り
もう2018年も終わりなんですね。
12月後半は駆け抜けるように過ぎていき、今日やっと掃除も終わったところなので、まだ実感がイマイチです。
2018年を冷静に、一歩引いて振り返ると、今までで一番と言っていいくらい恵まれた良い一年だったと思います。
だけど今の実感としては、どうにもモヤモヤ。
夏休み明けから半年ずっとこんな感じです。
これはたぶん、ある程度満たされてはいるんだけど、このままじゃいけないっていう部分もあって。
でもどうしていいかわからない。
なんだかすごいと言われる人たちのごもっともな言葉も、妙に素直に聞けないし。
それでも日々もがきながら過ごしてるうちに、だんだんと見えてきたものもあります。
話が少し変わるけど、一昨年くらいから一年の目標を決めるのをやめました。
それまでは一年の目標を決めて、日々それを意識することで着実に前に進んでいく感覚がありました。
でもある程度すると、今の自分には合ってないかもとか、次の目標が見つかったりで、一年という括りにしんどさを感じるようになってしまいました。
目標は見える時には自然に見える。見えないときは見えない。
見えないモヤモヤしてる時もあっていいんじゃないかな。
そんな風に考えるようになりました。すごくしんどいけどね。
そんなわけで、だんだんと見えてきたものは、周りの目を気にせずやるということ。
これは僕の人生のなかの大きな課題ではあるのだけど、いよいよ本格的に向き合う時なのかなと。
なんなのでしょうね、この自信のなさは。
それでいて人とは同じことをしたくない。
そしてこれだと思うものもある。
そんな自分を信じられるように、でも基本適当なので、もっと力を抜いてやっていきたい。
だれも通ったことのない道を通るには、着実に積み重ねる確かなものと、適当でもなんでもいいから勢いがいるのかな。
うん、まあそんな感じの目標です。
でも具体的なものはあんまり見えてないっていうね。
2019年ももう少しモヤモヤしてそうですが、やっぱり2018年は関わってくださったみなさんの顔を思い出すと、良い年だったなあと思います。
本当にありがとうございました!
来年も変わらずお付き合いいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2018年12月25日火曜日
おでんとだし巻き
三連休で作った『かとチキン』。
芋けんぴを衣に使い、風味とザクザク食感を感じられるものになりました。
お買い上げのみなさん、いかがでしたか?
自分で言うのもなんですが、結構いけてたと思います。
作る度にまだ伸びしろがあるなと感じたので、来年はもっと宣伝して多くの人に食べてもらいたいな。
バレンタインの頃にはガトーショコラならぬ『かとーショコラ』なるものを作ろうと思います。
なんだそれは?って感じですが、ずいぶん前から考えていて大分イメージが固まってきたので、これまた結構いけると思います。お楽しみに!
27〜30日は年末恒例の『おでん』を作ります。
27日はいつもどおり8〜17時の営業です。
28〜29日は11〜18時。
30日は11〜15時となります。
日本酒、焼酎もご用意しています。
今回はもうひとつ『焼きたてだし巻き』も店内メニューでお出しします。
おいしいのはわかっててあえて作っていなかった「クリームチーズたらこ」のだし巻きをやろうかと。
少々お時間いただきますのでのんびりとお待ちください。
年末のほっと一息つく時間にぜひご利用ください。
2018年12月19日水曜日
年末年始営業
最近、カーシェアリングを使って車の運転の練習をしています。
最後に運転したのは7年前くらい。
永らくペーパードライバーでしたが、なんとか運転できてます。たぶん…
車は結構好きだし、運転もしたかったから18歳で免許は取りました。
今後のことを考えてやっと活躍できそうです。
さて年末年始の営業ですが、
今週22〜24日は『かとチキン』の販売を行います。
某ハンバーガーチェーン風な感じですが、当店ならではの素材を使ったオリジナルチキンです。
店内でお召し上がりの場合は揚げたてをお召し上がりいただけます。
24日(月)は普段は定休日ですが11〜18時で営業いたします。
27〜30日は年末恒例の『おでん』があります。
濃厚なかつおだしを使い、定番の大根、浅野養鶏さんの玉子や自家製のがんもなど。
22日からは日本酒、焼酎も飲めます。
営業時間は27〜29日は11〜18時。
30日は11〜15時となります。
年末の大掃除などを終え、のんびりしたいなという時にご利用いただけたらと思います。
年始の営業ですが、5日からの予定でしたがお休みさせていただき、10日(水)の通常営業からとなります。
片付けや掃除などやることもあり、夏ごろからモヤモヤ考え続けているこれからのことを一回整理したいなと思っています。
なんとなく見えてはきているのですが…
今までとはちょっと違う考え方が必要なんだと思うし、しっかり納得するには少し時間がいるのです。
それではよい年が迎えられるよう最後までしっかり頑張ります。
よろしくお願いいたします。
2018年12月12日水曜日
web shop12/16
12/16(日)21時より、web shopで芋けんぴの販売開始します。
今回も『芋けんぴ三種詰め合わせセット』です。
内容は、
『BLEND』
「紅はるか」「人参芋」「パープルスイートロード」の三種のサツマイモがひとつに入ってます。特にオレンジ色の人参芋、紫色のパープルスイートロードはあまり貯蔵にむいてないので年明けくらいまでしか流通していません。芋けんぴにした時の味わいも特徴的で、人参芋はカロテンを感じさせる濃い甘み、パープルスイートロードは紫芋の風味と軽い食感があります。
『黄金千貫(きなこ生姜)』
市販の芋けんぴはほぼこの黄金千貫という品種が使われています。それを太めにカットし食べ応えのある食感を出し、揚げパンようなきなこの風味と後味に感じる生姜の身体あたたまる味わいです。今回ネットでの先行販売となります。
『ゆず』
カリッと芋けんぴらしい食感の紅あずまに、高知県産の香り高い無農薬ゆずを、皮から実、果汁とまるごと使いさわやかに仕上げました。この時期ならではの味わいです。
用意できる数に限りがありますので、お一人様二箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。
なお注意事項として、
・2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。
操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が買えないことになってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。
・注文時に携帯電話のメールアドレスを登録された方は、ご連絡のメールが届かない場合があります。
以下のリンクを参考にメールを受信できるよう設定してください。
『BASE』
また、当店にお問い合わせいただく時は、info@kato-kenpi.com からのメールも届くよう設定お願いします。
それでは今回が年内最後のweb shopとなります。
お正月はのんびりとテレビを観ながら、芋けんぴをつまむのもいいかもしれませんね。
ご注文お待ちしています。
2018年12月4日火曜日
12月の予定
遅くなりましたが12月の予定です。
もう年末ですねー。
年末年始は営業日時に変更があります。
よくご確認の上、ご予定いただけたらと思います。
24日は定休日ですが特別営業で11〜18時。
27〜29日は土日営業時間の11〜18時となります。
30日は早めに終了となり15時まで。
年末年始のお休みは12/31〜1/4となっています。
年明け5、6日は特別夜営業としまして15〜21時となります。
特別メニューは上のカレンダー通りですが、詳しい内容は後日に。
よくわからない言葉も見えますね。
そしてweb shopは16日(日)21時より受付開始します。
こちらも詳細は後日。
ちょっとお店の方の芋けんぴの生産が追われるようになって、web shopの回数が少なくなってすみません。
ご購入の方にお配りしているクーポンは年内までの予定でしたが、今シーズン中は使えるようにしたいと考えています。
芋けんぴも今の時期だけのものになる予定なのでお楽しみに!
2018年11月26日月曜日
三周年
11/27で本オープンから三年が経ちます。
今まで同じ仕事を三年続けたことはほぼなかったので、やっとスタートを切れたなというのが今の気持ちです。
続けられたのは、続けたいという気持ちがあったのはもちろん、それを支えてくれた人、応援してくれた人、周りの方々がいたからこそだなと、月並みですが強く感じます。
本当にありがとうございました。
一年目、二年目、三年目とその時々で状況が全然変わり、常に手探りでちょっとずつ進んでいくような日々でした。
やりたかったのは、おにぎりや芋けんぴなど普段の日に何気なく食べられるものでよろこんでもらいたいってことです。
でも、特におにぎりと芋けんぴだけにこだわってるわけではないので、最近はお茶や玉子、お米も販売するようになりました。
初めて来られた方は、何屋かわからないという顔をよくされますが、僕もうまく説明できないのでこういう店ですと見てもらうしかありません。
最近の話をすると、ずっと高いモチベーションが湧いてきません。
でも以前はモチベーションがあったのかというと、すごい人の存在を知り、自分にはないと自己嫌悪に陥り、ただただ焦りがあっただけなのかもしれません。
それでもそれを糧に、何かを変えるための行動を起こせるのなら、それはモチベーションと呼べるのかな。
ただ今でも何かを変える行動は起こしているし、やっぱり誰かと比べたりから来る焦りのようなものはいらないなあ。
でも自己肯定って難しいですよね。
自分に自信を持てって言われて持てたら苦労はしないのです。
その方法論を説かれても、正論なんか聞きたくないってなるのが人間です。
それはもう話が聞ける、自分に向き合える、その時が来るのを待つしかない。
僕も、人がせっかくアドバイスしてるのに全然聞かないってよく言われました。
高いモチベーションがない今の状態はよろしくない、と少し思ってましたがそうでもないかもしれませんね。
ただ少しでもよりよく在りたい。自分のできるベストを尽くしたいと思います。マイペースに。
この先お店がどうなっていくかはわかりません。
大きな目標はないけど、目の前の人に喜んでもらいたい、自分も楽しみたい。
シンプルにそれだけだけど、やれることはまだまだあります。
こんなお店ですが、これからもたまに気にかけてもらえたら幸いです。
おいしいものをご用意してお待ちしています。
2018年11月21日水曜日
おやさいと角煮
だいぶ告知が遅れてます… すみません。
まずはお隣「ねじまき雲」さんで、25,26日に開催される「8×8=64の01410831」でコラボ芋けんぴを販売させていただきます。
8×8=64さんが扱う岡山で育てられた紅こまち、フレッシュな生姜と野菜仙人がネパールより持ち帰ったシナモンを使った芋けんぴです。
紅こまちは初めて使いましたが、紅はるかや安納芋のような強い甘みではなく、ホクホクとした上品な甘みでした。
最初に試作した時はフレッシュな生姜の風味や、初挑戦のシナモンの香りに意識がいってしまったけど、だんだんと紅こまちが秘めた上品だけど力強い味わいに気付きました。
なので試作時よりガラッと味のバランスを変え、紅こまちの味わいと独特の軽い食感を楽しめる一品になりました。
おいしいお野菜と共に、芋けんぴもよろしくお願いします。
時間内容などイベント詳細は、ねじまき雲さんのブログでご確認ください。
次は当店のご案内。
祝日の23日から25日は営業時間が11~18時となりまして、特別メニューとして「豚の角煮」をお出しします。
埼玉県産霜降り豚をじっくりトロトロに仕上げた角煮です。煮卵付き。
お持ち帰りもできますが、日本酒、焼酎も用意しましたのでぜひ店内でお召し上がりください。
2018年11月18日日曜日
配送指定
web shopでの11/18受付の芋けんぴは完売しました。
ご注文いただきありがとうございました!
今回初めてBASEのシステムを使って配送日時指定できるようにしましたが、設定ミスによりご希望の日時に届かない場合がございます。
大変申し訳ございません。
日時指定された方は後日個別にご連絡いたします。
なお、携帯メールでご登録の方は迷惑フィルタ機能によりメールが届かない場合があります。
info@kato-kenpi.com からのメールが届くよう設定お願いします。
今後、日時指定される場合は注文日より3日後から10日後までの指定とさせていただきます。(休業日の月曜を除く)
どうぞよろしくお願いいたします。
ご注文いただきありがとうございました!
今回初めてBASEのシステムを使って配送日時指定できるようにしましたが、設定ミスによりご希望の日時に届かない場合がございます。
大変申し訳ございません。
日時指定された方は後日個別にご連絡いたします。
なお、携帯メールでご登録の方は迷惑フィルタ機能によりメールが届かない場合があります。
info@kato-kenpi.com からのメールが届くよう設定お願いします。
どうぞよろしくお願いいたします。
2018年11月14日水曜日
web shop11/18
11/18(日)21時より、web shopで芋けんぴの販売開始します。
今回も『芋けんぴ三種詰め合わせセット』です。
内容は、
『BLEND』
「紅はるか」「人参芋」「パープルスイートロード」の三種のサツマイモがひとつに入ってます。特にオレンジ色の人参芋、紫色のパープルスイートロードはあまり貯蔵にむいてないので年明けくらいまでしか流通していません。芋けんぴにした時の味わいも特徴的で、人参芋はカロテンを感じさせる濃い甘み、パープルスイートロードは紫芋の風味と軽い食感があります。
『黄金千貫(生姜)』
芋焼酎の原料としてよく使われていますが、市販の芋けんぴもほぼこの黄金千貫という品種が使われています。蒸したりするとホクホクと栗のような甘さと食感が特徴です。瓦せんべいのような食べ応えのある食感と、高知県産の生姜の風味を味わえます。
『みたらし』
カリッと芋けんぴらしい食感の紅あずまに、みたらし風味の甘辛い蜜を絡めました。新しいけど懐かしい食べ続けられる味わいです。
用意できる数に限りがありますので、お一人様二箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。
なお注意事項として、
2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。
操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が買えないことになってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。
この時期ならではの芋けんぴ、ぜひ楽しんでください。
ご注文お待ちしています。
2018年10月31日水曜日
web shop 11月
直前のお知らせになってしまいましたが、11/4(日)21時よりweb shopで芋けんぴの販売開始します。
今回も『芋けんぴ三種詰め合わせセット』です。
内容は、
『BLEND』
「紅はるか」「人参芋」「パープルスイートロード」の三種のサツマイモがひとつに入ってます。特にオレンジ色の人参芋、紫色のパープルスイートロードはあまり貯蔵にむいてないので年明けくらいまでしか流通していません。芋けんぴにした時の味わいも特徴的で、人参芋はカロテンを感じさせる濃い甘み、パープルスイートロードは紫芋の風味と軽い食感があります。
『黄金千貫』
芋焼酎の原料としてよく使われていますが、市販の芋けんぴもほぼこの黄金千貫という品種が使われています。蒸したりするとホクホクと栗のような甘さと食感が特徴です。当店では少し太めにカットして食べ応えのある食感と、沖縄県産赤糖のコクのある甘みをつけています。
『きなこ』
カリッと芋けんぴらしい食感の紅あずまに、たっぷりときなこをつけました。イメージは給食で食べた揚げパン。牛乳と一緒に食べたくなるかもしれません。
用意できる数に限りがありますので、お一人様二箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。
なお注意事項として、
2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。
操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が買えないことになってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。
この時期ならではの芋けんぴ、ぜひ楽しんでください。
ご注文お待ちしています。
2018年10月25日木曜日
新米炊きたておにぎり
10/28(日)は新米炊きたておにぎりの日です。
11時、13時の2回炊きたておにぎりが並びます。
当日は注文が重なると提供に少しお時間いただく場合があります。
時間に余裕を持ってお越しいただけるとうれしいです。
あと前日の27(土)も11時に炊きたておにぎりやります。
雨予報だし1回の予定ですが、なくなりそうなら追加します。
予行練習の意味合いもあるので、最初はバタバタしてるかもしれません。
最大限気持ちよく提供できるよう努めます。
今日、白井米店さんから新米のコシヒカリが届きました。
一年に一度の新米の時。
どんな味わいがこちらも楽しみです。
オススメはやっぱり塩にぎり!
ちょっと大きめサイズなので、口一杯にお米の風味を味わえます。
ぜひお試しを!
2018年10月24日水曜日
芋けんピクニック
先日、よく晴れた日に武蔵国分寺公園に出かけました。
自分で勝手にブレンドした珈琲豆を濃いめに淹れて、氷の入った水筒に。
茂右衛門さんで買った焼き菓子と自分とこの芋けんぴをお共に。
公園は子連れの親子や球遊びする少年、散歩したりランニングする人たちなどみんな思いおもいに過ごしてます。
このいかにも平和な、のんびりとした空気が好きです。
早速程よい木陰にビニールシートを広げ、仰向けに寝転がる。
土のひんやりした感触と立ち昇る芝生の香り、そして目の前に広がる青い空。
このただそれだけで満たされる感じが好きで、一時期よく公園に行ってました。
そして持参した珈琲とお菓子を食べる。
いやあ、これはサイコーだ。
何もいうことはない。
その後、少し散策したりひたすらダラダラしたりを満喫しました。
やっぱりピクニックはいいですね。
そういう企画をお店でもしたいと思ってて、タイトルはずっと前から決まってます。
それが『芋けんピクニック』。
でもイベントっていう風にはしたくないのです。
ピクニックは公園とかで、食べて飲んでおしゃべりして、散歩したりぼーっとしたりしたいので。
あと一番大事なのは天気!
よく晴れた暖かい日差しが 、あの空気を作っているのだと思います。
だから予定が立てにくいんですよねえ。
どうしたものか。
もう少し予行練習をしてみるか。
でもそのうちふらっと開催するかもしれません。
いつかはわからないけどお楽しみに。
いいもんですよ。
芝生の上でおにぎりや、芋けんぴを食べるの。
2018年10月16日火曜日
新米炊きたておにぎり
10/28(日)に予定していた『新米炊きたておにぎりの会』は、いつもの予約制イベントではなく、通常営業内で炊きたておにぎりが食べられる日にします。
新米ごはんが炊き上がるのは、11時と13時の2回。
普段は岩手県水沢区ひとめぼれをブレンドしていますが、この日は長野県木島平産コシヒカリ100%で、新米ならではの香りと食感を気軽に楽しんでもらえたらと思います。
おにぎり屋に必要なのは珍しい具材や銘柄のお米を揃えることじゃなく、ちゃんとお米を扱えることだと思います。
おいしいお米を育ててくれた生産者さんから、適切な環境で精米、保存してくれるお米屋さん。そしておにぎり屋はごはんを炊き、握る。
もちろんおにぎりはお米だけじゃないけど、そのおにぎり屋の本分は忘れずにやっていきたいです。
と、真面目な話はここまで。
正直なところ、このところ調子が低迷中でイベントをやる気力が全然出ない。
気持ちの調子が悪くなるのはよくあるんだけど、今回は長い!
いつもだったら、調子の底を感じられたらあとはやるだけ、とだんだん上がってくるのだけど今はずっと底の方を漂ってる感じ。
「自分のやりたいこと、やれることをひとつずつやる。」が出てこない。
どうしたものかとようやく冷静に考えられるようになって浮かんだのは、目標の見方を変える時なのかなと。
今まではどんなに気持ちが落ちていても、まず目先の生活を生き残るのが先決で、遠い先の目標はふわーっとこんな風になれたらいいなーみたいな感じでした。
でも生活は少し安定してきて、家に帰ったら珈琲飲んで休憩したいし、だらだらゲームとかしてたいし、休日はホットケーキ焼いて生クリームのせて食べてたいし、好きなところに出かけたい。
ふわーっとしていた目標はただの憧れや嫉妬で、本当に自分がやりたいことなのかやれることなのか。
今回の長い低迷はそういうことを見つめ直す時間だったのかもしれません。
ということでなんとなく見えてきた出口。
今一番やりたいのは、すぐにはお店には関係ない新しいこと。
でもきっと楽しい連鎖は起こると信じて。
2018年10月10日水曜日
web shop10月
予定していた通り10/14(日)の21:00より芋けんぴのweb販売受付を開始します。
内容は前回と同じ、『紅はるか』『みたらし』『かぼす』の三種類詰め合わせセットです。
今回は、小原春香園さんの知覧茶ティーバッグ1つのおまけ付きです。
おやつタイムのお供に楽しんでください。
来週頃までで今の種類は終了し、別の品種や味付けのものが登場する予定です。
なのでwebでこの三種類が食べられるのは今回まで。
一番新芋らしい風味や食感が味わえる時期なので、前回逃してしまった方はこの機会にぜひ。
今回もお一人様2箱までとなります。
ひとつひとつ手作りのため数に限りがございます。ご了承ください。
よろしくお願いいたします。
2018年10月3日水曜日
10月の予定
雨や台風の影響でなかなか秋空が見えない9月も終わり、10月の予定です。
先月より定休日が月、火、水に変わりました。ご注意ください。
祝日でも休みとなりますので、7日(日)は営業。8日(月祝)は休みです。
あと28日(日)は、『新米炊きたておにぎりの会』を開催予定です。
今年は夏の猛暑、9月の長雨などの影響で収穫が遅れているそうです。
予定通り無事新米が届きましたら、おいしい新米をみなさんと楽しみましょう。
予約制のイベントです。店舗の通常営業はありません。
詳細は後日に。
14日(日)か21日(日)のどちらかで、芋けんぴのネット販売の受付をします。
できれば14日にと思いますが、製造状況によりますので確定次第お知らせします。
先月のネット販売では無事完売することができました。
ご注文いただいたみなさまありがとうございます。
サツマイモの旬の時期ですので、10月はまた違う味わいのものをお届けします。
お楽しみに。
2018年9月26日水曜日
ネット販売予定
芋けんぴの販売が始まり一週間が経ちました。
定休日が月火水となり、パッケージも変更しましたが、思った以上にいい手応えを感じました。
営業日が少なくなりご不便おかけする方もいらっしゃるとは思いますが、芋けんぴ作りの作業に集中できるので、今まで以上の品質を追求したいです。
お待たせしていたネット販売ですが、30日(日)の21時より受付を開始します。
変更後のパッケージで、『紅はるか』『みたらし』『かぼす』の3種類詰め合わせになります。
お一人様2箱までとなり、販売数に達し次第受付を終了とさせていただきます。
まだお店の状況が落ち着いていないため確かなことは言えませんが、昨年度よりはネットでの販売機会は増やせるのではないかと考えています。
配送料もどんどん上がっていく昨今、決して安い買い物でもないので、あわてず「今食べたい!」という機会を待つのもいいと思います。
でも新芋は今だけだし、かぼすなどの季節ものの味わいも今しか食べられないので難しいところですね。
僕が言えるのは、良いものを作っていますのでご注文お待ちしています、ということだけ。
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ところで夏休み前から考えていた新しい体制が、実際にやってみてうまくいっているのはうれしい。
続けていくことの大変さは、ただただ頑張ればいいってことじゃないんだなと少しずつわかってきました。
もうすぐお店ができて三年。
模索する段階からまた次の段階に入ってきたのかなと感じています。
でも次はなんなのかっていうのがみつからず、ここ最近を過ごしていました。
芋けんぴを作っているとふと浮かんできたのは、今まで考えたことがなかったような可能性。
続けていくからこそ起こるかもしれないこと。
それは確かにおもしろそうなので、偶然じゃなく必然のように向かっていけるように準備はしておこうと思います。
2018年9月18日火曜日
芋けんぴ2018
いよいよ20(木)より芋けんぴの販売を開始します。
(ネット販売は今月末より再開の予定。
お取り置き、贈答箱入りについては『芋けんぴについて』をご確認ください。)
それに伴いお知らせのとおり営業日時の変更をいたします。
木、金 8:00〜17:00
土、日 11:00〜18:00
定休日 月、火、水
イートインも続けていきますので、ぜひ店内で一息ついていってください。
さて今年の芋けんぴですが、パッケージをリニューアルしました。
簡単にいうと容量アップし、価格も相応に。
あとファスナー付きました。
これにはいろんな想いがあってのことなんだけど、一番は作る人も食べてくれる人もいい関係で居続けましょう、ということです。
昨年度は多くの方に芋けんぴを手にとっていただきましたが、本当に喜んでいただけてるのか、全然手応えがないままでした。
それでも日々作り続けて、常に疲労感をかかえてる状態でした。
これでは長く続けていくことは無理だ、とわかったので今年は作れる分だけ作るつもりです。
もう少し掘り下げると、ネット販売の方が喜びの声も届き手応えがありました。
店舗での販売は常に作り続けながらの接客で、疲労感もあり、精神的に余裕がなかったのでしょう。
ただ売ってるだけ。
たぶん店舗では店舗での、伝えること感じてもらいたいことがあるはずなのに、それができてなかった。
作ること以外にも、まだまだでやることはたくさんあります。
なので今年は、ちゃんと作って届ける。
そのための営業日時とパッケージの変更です。
それでも今年2月から芋けんぴ作りを見直し、さらによい作り方が確立されてきました。
独学ではじめて11年目。
今までで一番新芋のサツマイモの良さを活かした芋けんぴが作れています。
市販のものとは、素材から作り方、考え方など全くの別物になりました。
ファスナー付きなのも、ちょっとずつ味わう大人な食べ方ができるようにです。
噛みしめて食べると少量でも満足できます。
これは僕もつい気を抜くと、食べる手が止まらなくなって食べ過ぎることがあります。
この歳になると結構胸やけするんですよね…
たまにはこんなジャンクな食べ方もよいですが、新しい芋けんぴの食べ方の提案でもあります。
ぜひ普段のおやつに、お茶と一緒にちょっとずつお召し上がりください。
味は、紅はるか、みたらし、かぼすの3種類。
鹿児島県久木田農園さんから届いた紅はるかと紅あずま。
通常は紅あずまがスタンダードな味付けなのですが、試し揚げしてみると紅はるかの方が香り、食感もよい。
冬場になると甘くしっとりとしてくる紅はるかは芋けんぴに向いていませんが、この時期だけおいしい芋けんぴになってくれます。
今だけの味わい、お楽しみください。
紅あずまは大分県から届いた無農薬かぼすで味付けしました。
しっかり感じる芋の風味とかぼすの酸味。
こちらも今だけの味わい。
そしてみたらしは、熊本県中無田農園さんから届くシルクスイート。
通常は高系14号という品種なのですが、シルクスイートで作る芋けんぴは食感が独特。
カリッじゃなくポリッ。
小気味よい食感としみ出してくるみたらしの味わいが楽しめます。
どれも自信を持って出せるオススメです。
ぜひお試しください。
2018年9月10日月曜日
おでん営業
いよいよ芋けんぴの販売が9/20(木)より始まります。
でも、その前に夏の終わりを締めくくる『おでん営業』を行います。
14(金)は通常通り8〜17時の営業。
15(土)は特別夜営業で15〜21時の営業となります。
15日はお酒もご用意しましたので、おでんで一杯やって締めにおにぎり!なんて楽しみ方ができます。
一回夜営業というのをやってみたかったのです。
ほぼ見せる機会がありませんが、入口から外に漏れる光の雰囲気がなかなかいいんですよねえ。
評判のよい丁寧につくったおでん出汁に、定番の大根、半熟玉子に、おいしい豆腐で作ったがんもどきなど。
ぜひおいしい時間を過ごしにお越し下さい。
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しかし長かった夏もようやく終わりそうですね。
7月の夏休み中に、こうありたいと思うお店のカタチをみつめ直し、休み明けからおにぎり屋として営業してきました。
やっぱりおにぎりを食べてもらいたいという想いが一番にありました。
あとお店という場を持つ意味を考えた時、ただ単にだれかの需要に応えるだけではつまらないし、いつまでそれが続くかもわからないし、結局やらされている仕事になってしまうのだろうなと思いました。
お店というのは空間や出しているモノ、人柄も合わせて「こういうモノはどうでしょう」という提案があるのがいいと考えてます。
そこにお客さんがきてどういう反応をしてくれるのか。
よろこんでもらえるのか、はたまた思ってもみないことが起こるのか。
そこがおもしろいところです。
とはいえ、夏の営業はモチベーションが下がる一方。
今ちょっと落ち着いてきて、そりゃあいきなり理想通りにはいかないよなと反省点を確認したところです。
もうすぐお店が出来て3年になるけど、やっと店らしくなってきた、というところ。
でもやりたいこと、やれることがあるというのはとてもいいこと。
ひとつひとつ頑張っていこうと思います。
2018年9月3日月曜日
9月の予定
台風なども来て安定しない荒れ模様な天気が続いていますが、着実に秋に近づいてる感じがします。
もう9月ですね。
いよいよ、芋けんぴの販売を9/20(木)から再開します。
それに伴い営業日の変更をおこないます。
今まで定休日を日曜、月曜としてきましたが、
17日より月曜、火曜、水曜定休となります。(祝日も休み)
営業時間は、木曜金曜が 8:00〜17:00(LO16:30)
土曜日曜が 11:00〜18:00(LO17:30)
となります。
土曜に作っていた「週末のお楽しみ」は日曜にも登場します。
ぜひお立ち寄りください。
画像のカレンダーには書いてませんが、9/14(金)、15(土)はおでんを作ります。
15(土)は特別夜営業として営業時間が 15:00〜21:00(LO20:30)です。
お酒などもご用意する予定。
普段とは違う夜の加藤けんぴ店をお楽しみいただけます。
16(日)は芋けんぴ準備のため休業となります。
今までの営業日でお楽しみいただいた方々にはご迷惑おかけしますが、よりよい状態でお店を続けていくために考えた結果です。
ご理解いただければ幸いです。
少なくなった営業日でより喜んでいただけるお店作りを頑張っていきます。
よろしくお願いいたします。
2018年8月27日月曜日
夏の終わりに
先日開催した『炊きたておにぎりの会』は無事終了しました。
夏の天ぷらはやっぱりいいですね。
天つゆもおいしくできたし、金沢で買ったおいしい塩も活躍できました。
個人的にハマったのは、これも金沢で買った「いしり」を使った煮玉子でした。
あと府中の元気屋さんで買った「ざる豆腐」も大変美味でした。
相変わらずの盛り沢山な内容になりましたが、みなさんによろこんでいただけたようでよかったです。
肝心の炊きたておにぎりもうれしい感想をいただき、やれてよかったと思えました。
この夏は身の危険を感じる暑さで、連日外の人通りがありません。
自分たちをふり返っても休日はあまり外出することなく過ごしています。
そんな中わざわざ足を運んでいただけることに感謝しています。
普段の営業では、おにぎり屋の存在意義を考えてしまうような日々ですが、それはもう暑さのせい!ということにしておきましょう。
真面目なことを書こうと思ってましたが、全然頭が回りません。
ただ楽しみに来てくれた方がよろこんでもらえればそれでいい。
もう夏も終わり、ということでいいですよね…?
2018年8月17日金曜日
炊きたておにぎりの会 申込状況
8/26(日)に開催する『炊きたておにぎりの会』の申込状況です。
① 11:00〜12:30 申込終了
② 13:00〜14:30 申込終了
定員に達しましたので閉め切らせていただきます。ありがとうございます。
申込方法やメニューなどはこちらの記事をご覧ください。
ありそうでない、炊きたておにぎりを食べる時間。
今回もよい時間になるよう頑張ります。
ご参加お待ちしています。
① 11:00〜12:30 申込終了
② 13:00〜14:30 申込終了
定員に達しましたので閉め切らせていただきます。ありがとうございます。
申込方法やメニューなどはこちらの記事をご覧ください。
ありそうでない、炊きたておにぎりを食べる時間。
今回もよい時間になるよう頑張ります。
ご参加お待ちしています。
2018年8月13日月曜日
おにぎり屋
夏休みが明けて2週間、新芋が入荷する9月中旬まで芋けんぴは販売しておらず、加藤けんぴ店は「おにぎり屋」として営業しています。
芋けんぴ専門店だと思っている方が多いようですが、ごめんなさい。
おにぎりと芋けんぴが主な軸ですが、あくまでおにぎり屋に芋けんぴが置いてある、というスタンスです。
当店は、普段の生活のなかで楽しめるもの=けんぴ的なものと勝手に名付け、それ故「けんぴ店」を名乗っています。
だから「おにぎり」も「けんぴ的なもの」なのです。
まあ、よくわからないですよね。
でも当たり前のように食べられるおにぎりや芋けんぴが、考えてもないくらい奥深く、おいしいものであったら、もうそれだけでうれしくなれると思うのです。
そんな風に目の前のお客さんに喜んでもらいたい、それだけなのです。
去年は芋けんぴに力を入れよう、という目標がありましたが、ちょっとそちらにウエイトがかかりすぎたようなので、今年は「おにぎり屋」を頑張ろうと思います。
お盆だし、誕生日だし、なんとなくこれからの目標を考えたくなる日でした。
2018年8月8日水曜日
炊きたておにぎりの会 8月
今回で4回目となる『炊きたておにぎりの会』を開催します。
日本人にとって最も身近な食べものとも言えるおにぎりを、今改めて味わっていただける時間となります。
普段の営業では作り置きのためのおにぎりに特化していますが、炊きたてはまた別格の味わいです。
鉄の羽釜で炊いたごはん。
蓋を開けた瞬間立ちのぼるお米のあまい香り。
その香りをやさしく包み込むように握られたおにぎり。
ああ、やっぱりどう考えてもうまいんだよなあ。
自分で作ってるのに、こんなに屈託なくおいしいと言えるのはおにぎりだから。
おいしいおにぎりの記憶って誰のなかにもあるんじゃないかなあ。
僕はそれを再現しているつもりなので、自分で言えるんだと思います。
おいしいおにぎりって、それだけでうれしくなりますよ。
それでは今回の詳細です。
『炊きたておにぎりの会 8月』
日付 8/26(日)
時間 ①11:00〜12:30
②13:00〜14:30
定員 各6名
料金 1500円
メニュー ・炊きたておにぎり2個(具は当日選べます)
・夏野菜のてんぷら
・小鉢
・漬物
・みそ汁
・自家製アイス
・ほうじ茶
※おにぎりは通常価格で追加できます。
※ドリンクメニューもあります。お酒も。
予約方法 店頭かメールにて。info@kato-kenpi.com まで
1、お名前(おひとり様2名まで予約可)
2、当日連絡のつく電話番号
3、希望の時間 ①か②
メールの場合、この3つは書いて送ってください。
初めてのご来店の場合はその旨書いていただけると助かります。
今回のおかずは『夏野菜のてんぷら』。
夏は暑いのが困りものですが、もりもり育ついろんな野菜をみてると楽しくなります。
そんな野菜たちをてんぷらに。
小鉢や付け合わせは未定ですが、いつも多すぎるくらいになっちゃうので量は考えてあれこれ作れたら。
あとはドリンクや旨い日本酒などお酒もあり、当店に来るのが初めての方、常連の方共に楽しんでいただけると思います。
ぜひご参加おまちしています。
2018年8月2日木曜日
ところてん
久しぶりのお店の営業にも、楽しみに待っていてくださった方々がいらして、やっぱりお店はいいなあと感じます。
夏の間は芋けんぴはありませんが、当店の想いである「普段の生活のなかで楽しみになるもの」をご用意してお待ちしています。
そのひとつ、夏の目玉は『ところてん』。
今年で3回目の夏となります。
お世話になっているお蕎麦屋さんに「ところてん、やってみたら?」と言われ作ってみました。
それまで全然食べたことがなかったのだけど、「夏に食べるところてん、すごくいい!」となりましてお店で出すように。
年々進化している定番の『青のりところてん』
伊豆大島産の天草から作った寒天は、ほんのり海藻の香りと味わいがあります。
味付けは自家製だし、醤油、米酢の三杯酢。
その上から青のりの香りを移した青のり醤油の氷を削ります。
おにぎりにも使っている兵庫産の海苔、白ごまをふり、お好みでからしをつけてどうぞ。
そして好評なのは『夏野菜ところてん』。
三杯酢のところてんの上に、焼きナス、湯むきしたトマト、キュウリや茗荷のはいった山形のだし、上の写真では甘長唐辛子など旬の夏野菜をのせました。
僕は焼きナスが野菜で一番好きなのですが、ナスは夏から秋にかけてしか食べないという謎のこだわりがあるので、もう毎日食べたいくらいです。
それにトマトの酸味、山形のだしのねばり、もうたまりませんね。夏野菜最高です!
暑さで食欲が落ちても、これはぜひ食べてほしい。
そして今年初登場は、『抹茶レモンところてん』。
初めの構想ではあんみつを作る予定でした。
でも他の店であんみつを食べてみた時に気付いたのです。
「あんみつ、あんまり好きじゃないかも。」
抹茶アイスのクリームあんみつを食べたのだけど、あんこも甘いし、抹茶アイスも甘い。
これに黒蜜かけるの?と思いました。
確かに寒天には味がないので黒蜜は欲しい。
結局なんの味を味わっているのかわからないまま食べ終わりました。
自分が食べたいのはこうじゃないなと思って、食べたいところてんを考えました。
まず、抹茶アイスなら抹茶アイス、あんこならあんこをひとつひとつ味わいたい。
そしていろんな組み合わせで食べてもおいしい。
時間が経ち、締めに溶けたシロップでところてんを食べる。
そんなイメージが湧いてきました。
そして完成したのが上の写真。
小原春香園さんの抹茶を使った自家製の抹茶アイス。
砂糖の配合にこだわった北海道産大納言の自家製あんこ。
少し苦みのある甘夏レモンシロップの氷みつ。
そしてところてんの下にも、最後までおいしく食べられるよう甘夏レモンのアイスが。
最初に抹茶アイスやあんこをどれだけ食べるかにより、最後のところてんの味わいが変わるという楽しみ方ができます。
これはぜひ食べてもらいたい!
しかしこれは「おや?」と思う人もいるかもしれませんね。
そう、知る人ぞ知るtocoro cafeさんの「トコロ天」に似ているのです。
今は店舗はなくアトリエで活動されていますが、店舗があった頃は5年ほど通っていました。
夏限定の「トコロ天」は上にアイスがあり、氷みつの下にあるトコロテンを味わうものでした。
自分の食べたいところてんをイメージした時、この記憶が脳に染みついていたようです。
今回『抹茶レモンところてん』を出す前に、tocoro cafeの上村さんには経緯を説明して、トコロ天リスペクトということで許可はいただきましたのでご安心を。笑
トコロ天を知ってる方も知らない方も、あんみつとは違う甘いところてんの体験をぜひ味わってみてください。
ところてんには全種、温かいほうじ茶もお付けします。
夏の盛りに、小上がりの畳の上でところてんを食べる。
いい時間になると思います。
2018年7月30日月曜日
夏メニュー
明日、31日(火)より営業を再開します。
気にしてくださっている方々にはお待たせしました。
なお、夏場は芋けんぴの販売はありません。
9月以降、新芋の季節になりましたら再開します。ご了承ください。
それまでは夏メニューということで、店内専用やドリンクなど、普段とはちょっと違うメニューでお待ちしています。
例えば、恒例になりました『冷やしだし茶漬け』。
伊豆大島の天草から作った『ところてん』。
味付けは「青のり三杯酢」や「夏野菜盛り」など。
ドリンクは、自家製シロップの『甘夏レモネード』『甘夏レモン甘酒』。
小原春香園さんの『煎茶』。
金沢旅行のおすそわけ『加賀棒茶』など。
この時期ならではのメニューを揃えています。
まだまだ増えるかもしれません。
夏に食べたいさっぱりとしたもの、ほっと落ち着くおにぎりなど、のんびりと店内でお召し上がりいただけます。
ぜひお立ち寄りください。
2018年7月29日日曜日
浅野養鶏場
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
先日、玉子でお世話になっている『浅野養鶏場』さんに伺うことができました。
あきる野市の山と川に挟まれた土地にその養鶏場はあります。
入口にはとても賢いシェパードくん(名前は聞き忘れました)がいます。
シェパードくんの大きさにビビっていたら、浅野さんが現れ養鶏場を案内してくれました。
まずは軍鶏(しゃも)の鶏舎。
「東京しゃも」という厳しい品質を守り続けるブランドの鶏さんたち。
鳴き声はニワトリと違っておとなしめでかわいい。
浅野さん曰く、
「ただ単に品種改良すればいいわけじゃない。昔から変わらない野性味のあるしゃもの味を変えずに、調理する職人さんの意見も聞きながら育てている。」
いただいた「東京しゃも熟成低温薫製」は生ハムのように食べることができ、ほどよい塩気と薫製の香り、そして噛めばひたすらに旨みがやってくる一品でした。
次は当店で仕入れている「うみたてたまご」を生んでくれている鶏舎へ。
”さくら”と呼ばれる純国産血統の鶏たち。
餌はとうもろこしがメインの不純なものは一切入っていない自家製飼料。
なので黄身はきれいなレモン色。
浅野さんの玉子を使うようになって、スーパーで売っている変に濃い色の黄身だったり、ビタミンなんちゃら配合といううたい文句のものは食べる気が失せてしまいました。
「なんで玉子でそのビタミンを得なきゃいけないの。それならサプリでいい。」とはホントそのとおり。
鶏たちを育てる環境には特に力を入れています。
この地に移ったのも、北に山がありそのすぐそばに川が流れていることで、南に抜ける新鮮な風が常に吹いているから。
子供の頃、ウチの近くにも鶏舎がありそこは近づく度にひどい臭いだったけど、浅野さんの鶏舎はそこでずっと話していても平気なくらいの臭いです。
クモの巣があちこちに見受けられたけど、それは全部掃除してしまうと逆によくないのだそう。
クモが鶏につくダニを食べてくれるのです。
自然の絶妙なバランスによって作られた環境で、おいしい玉子は育てられています。
案内していただいた後に少しお話を聞くことができました。
この道60年、83歳になられた浅野さん。
趣味は空を飛ぶこと。
10年ほど前からモーターパラグライダーを始められたそう。
空を飛びたい、という衝動からモーターパラグライダーの先生のところへ行き、初めは高齢を理由に断られたけど、何度もお願いしてその元気が認められて技術を習得。
そして空を飛び、その時に撮った映像を見せていただきました。
見渡す限りの地平と、それ以外は空。
映像でみるだけでは言葉にできない体験がそこにはあるのでしょう。
浅野さんが空を飛んでみて改めて感じたのは、「空を飛ぶには”力”がいる。」ということ。
人間が飛ぶには、でっかいパラグライダーとモーターを担いで、でっかい場所もいる。
そのくらい力が必要だけど、鳥は身ひとつで飛び立てる。
鳥はすごいんだよ。と教えてくれました。
ちなみに最近の趣味はポルシェに乗ること。
昔ながらの佇まいの家に一年ほど前に買ったポルシェが停めてありました。
「そのアンバランスさがいいんだよ。あと数年乗り尽くしたら今度は欲を全部捨てて乞食になりたい。奥さんは嫌がるけどね。」
と、どこまで本気なのかわからないことをおっしゃっていました。全部本気な気もするけど…
あと今の人には教養が足りない、のだそう。
戦争を体験している浅野さんは、小さい頃絵描きのお兄さんの影響を受け、油絵、クラシック音楽などに触れていきます。
そこで学んだ知識や感性が今の浅野さんを作っているようにみえました。
もうひとつ印象に残ったのは、
「自由は戦って得るもの。」という言葉。
芸術の歴史をみても、自由を得るための戦いはくり返されていたそうです。
しかし現在の日本では戦う人は少なくなっています。
僕も、自由でありたい、とは心では思っていました。
でも確かにそれを得るには、今までのものと戦う必要があることに気付きました。
モーターパラグライダーを始めた頃は、空を飛ぶと近所の方に通報されて警察が待ち構えていたそうです。笑
なにかをやりたいと思って、それをやるには、強い意志の力が必要なのです。
この日もまた濃密な一日となりました。
浅野さん、ありがとうございました。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
先日、玉子でお世話になっている『浅野養鶏場』さんに伺うことができました。
あきる野市の山と川に挟まれた土地にその養鶏場はあります。
入口にはとても賢いシェパードくん(名前は聞き忘れました)がいます。
シェパードくんの大きさにビビっていたら、浅野さんが現れ養鶏場を案内してくれました。
まずは軍鶏(しゃも)の鶏舎。
「東京しゃも」という厳しい品質を守り続けるブランドの鶏さんたち。
鳴き声はニワトリと違っておとなしめでかわいい。
浅野さん曰く、
「ただ単に品種改良すればいいわけじゃない。昔から変わらない野性味のあるしゃもの味を変えずに、調理する職人さんの意見も聞きながら育てている。」
いただいた「東京しゃも熟成低温薫製」は生ハムのように食べることができ、ほどよい塩気と薫製の香り、そして噛めばひたすらに旨みがやってくる一品でした。
次は当店で仕入れている「うみたてたまご」を生んでくれている鶏舎へ。
”さくら”と呼ばれる純国産血統の鶏たち。
餌はとうもろこしがメインの不純なものは一切入っていない自家製飼料。
なので黄身はきれいなレモン色。
浅野さんの玉子を使うようになって、スーパーで売っている変に濃い色の黄身だったり、ビタミンなんちゃら配合といううたい文句のものは食べる気が失せてしまいました。
「なんで玉子でそのビタミンを得なきゃいけないの。それならサプリでいい。」とはホントそのとおり。
鶏たちを育てる環境には特に力を入れています。
この地に移ったのも、北に山がありそのすぐそばに川が流れていることで、南に抜ける新鮮な風が常に吹いているから。
子供の頃、ウチの近くにも鶏舎がありそこは近づく度にひどい臭いだったけど、浅野さんの鶏舎はそこでずっと話していても平気なくらいの臭いです。
クモの巣があちこちに見受けられたけど、それは全部掃除してしまうと逆によくないのだそう。
クモが鶏につくダニを食べてくれるのです。
自然の絶妙なバランスによって作られた環境で、おいしい玉子は育てられています。
案内していただいた後に少しお話を聞くことができました。
この道60年、83歳になられた浅野さん。
趣味は空を飛ぶこと。
10年ほど前からモーターパラグライダーを始められたそう。
空を飛びたい、という衝動からモーターパラグライダーの先生のところへ行き、初めは高齢を理由に断られたけど、何度もお願いしてその元気が認められて技術を習得。
そして空を飛び、その時に撮った映像を見せていただきました。
見渡す限りの地平と、それ以外は空。
映像でみるだけでは言葉にできない体験がそこにはあるのでしょう。
浅野さんが空を飛んでみて改めて感じたのは、「空を飛ぶには”力”がいる。」ということ。
人間が飛ぶには、でっかいパラグライダーとモーターを担いで、でっかい場所もいる。
そのくらい力が必要だけど、鳥は身ひとつで飛び立てる。
鳥はすごいんだよ。と教えてくれました。
ちなみに最近の趣味はポルシェに乗ること。
昔ながらの佇まいの家に一年ほど前に買ったポルシェが停めてありました。
「そのアンバランスさがいいんだよ。あと数年乗り尽くしたら今度は欲を全部捨てて乞食になりたい。奥さんは嫌がるけどね。」
と、どこまで本気なのかわからないことをおっしゃっていました。全部本気な気もするけど…
あと今の人には教養が足りない、のだそう。
戦争を体験している浅野さんは、小さい頃絵描きのお兄さんの影響を受け、油絵、クラシック音楽などに触れていきます。
そこで学んだ知識や感性が今の浅野さんを作っているようにみえました。
もうひとつ印象に残ったのは、
「自由は戦って得るもの。」という言葉。
芸術の歴史をみても、自由を得るための戦いはくり返されていたそうです。
しかし現在の日本では戦う人は少なくなっています。
僕も、自由でありたい、とは心では思っていました。
でも確かにそれを得るには、今までのものと戦う必要があることに気付きました。
モーターパラグライダーを始めた頃は、空を飛ぶと近所の方に通報されて警察が待ち構えていたそうです。笑
なにかをやりたいと思って、それをやるには、強い意志の力が必要なのです。
この日もまた濃密な一日となりました。
浅野さん、ありがとうございました。
2018年7月26日木曜日
金沢
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
旅行3日目は金沢へ。
午前中はSOYさんでおいしい朝食を食べゆっくりと過ごし、昼前にバスで出発。
合掌造りで有名な白川郷を経由して2時間で到着です。
しかし金沢は暑かった…
高山も気温は高いものの湿度は低くまだ大丈夫だったけど、金沢はアスファルトから立ちのぼる暑さでクラクラしました。
それでも市内を走るバスのフリーパスを買って、さっそく近江町市場に行きました。
海鮮丼を食べて、能登の調味料など買ったりして、次の目的地に。
到着が遅かったので、駆け足になってしまったのが残念だったなあ。
3つある茶屋街のひとつ、西茶屋街を散策して近くにある津田水引さんへ。
水引で有名なのは、伊予、飯田、金沢だそう。
関係あるかはわからないけどウチの母も昔水引の内職をやっていて、僕にとっては馴染みのあるものでした。
大人になってふと、水引細工ってかわいいなあと思い、特に金沢水引は立体的で目を惹いて、いつか見てみたいと思っていたのでした。
次は金沢21世紀美術館に。
今や金沢と言えばという場所になったけど、僕がデザインの専門学生だった頃に完成して話題になり、行ってみたい場所のひとつでした。
わかりやすくアートな雰囲気を味わえていいと思います。
近くの甘味処であんみつを食べて、一度ホテルに。
夜は絶対お寿司を食べようと決めていたので、ホテルの方もオススメの葵寿司さんに。
カウンターのお寿司屋さんに入ったのは初めてだったので、最初そうとう挙動不審でした。
お店の方は特にあれこれ説明してくれるわけではなく、つかず離れずな距離感。
親切な隣のお客さんの助けもあり、なんとかお寿司と金沢の日本酒を注文して待ちます。
そして目の前に置かれたハランの葉の上に、ていねいに握られた寿司が置かれていきます。
一口食べて、今まで食べてきた魚介とは全くの別物だということがわかりました。
めっちゃうまい!!!
頭の中にめっちゃうまい!の緊急信号が点滅して、次々に握られる寿司を味わっていきます。
エビ、イカ、貝、ブリの一歩手前のもの、ズワイガニ、穴子、のどぐろ(あんまり詳しくないので大雑把)など、一口ごとにに全く違う色や形の花火が上がってるようでした。
一息ついていると、先程とは反対側に座っていた常連さんらしき男性に「どこからきたの?」と話しかけられました。
「東京から。」と答えると、その男性も東京に住んでいたそう。
そこから話が盛り上がり、お酒やどじょうの蒲焼きをごちそうしていただいたり。
おにぎり屋をやっているという話になると、寿司屋の大将も米や海苔に対するこだわりを教えてくれたり。
人生の先輩方の言葉には重みと笑いがあり、濃密な夜を過ごすことができました。
僕のなかでひとつ大きかったのは、おにぎりの話をしている時に、その男性や大将にもおにぎりを食べてもらいたいなあと思えたことでした。
そんな方々にも、自信を持って食べてもらえるおにぎりだという自負があったのです。
もちろんお寿司屋さんで使うお米や海苔とは違うのですが、毎日食べたいと思えるおにぎりに合ったお米や海苔などの素材の選択、そして炊き方握り方などおにぎりの扱い方。
積み重ねてきたものは間違ってなかったなあと思えました。
本当に素晴らしい金沢の夜になりました。
隣の方、大将、女将さん、ありがとうございました。
そして次の日、そのホテルの朝食もすごくおいしく、よい心地のまま金沢駅でお買い物。
ブリのたたきや河豚の子ぬか漬けなどの珍味、器や張り子玩具などいろいろ買い込んで、北陸新幹線で帰りました。
熱く(暑く)、濃い三泊四日。
夏期休業明けには、みなさんにもその空気を少しおすそわけできたらと思います。
2018年7月24日火曜日
飛騨高山
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
観光地として栄えていて、見て回るには楽しいところです。
まずは宮川朝市に。
手作り漬物や伝統工芸の一位一刀彫の作品など売られています
そのあと古い町並みと呼ばれる通りに。
いかにも観光客向けなところではあるけど、古くから続く酒蔵や味噌蔵、木版画の工房などおもしろいものもたくさん。
オススメは少し外れにある『古民芸 倉坪』。
古道具がところ狭しと並べられていて見ているだけで楽しいです。
しかもこちらも伝統工芸の漆器、飛騨春慶塗の器の数々もお値打ち価格で販売されています。
木目や色合いの美しい春慶塗をお土産としてご自宅で使ってみてください。
そしてこの旅最大の目的地、ゲストハウス&カフェ『SOY』さんへ。
築100年を超える古民家を改装して、古川さんご家族が営んでるゲストハウス&カフェです。
一階がカフェになっていて、広い吹き抜けの空間に薪ストーブもあり、慌ただしい僕たちの旅のなかでも、のんびりと過ごせたよい場所でした。
二階のゲストハウス部分も窓の光の取り方、共用部分の外を眺められるスペースなど、随所に心地いい空間を作り出している工夫がありました。
晩ごはんは古川さんご家族と一緒にいただきました。
みずみずしくて素材の味がしっかり感じられるトマトやキュウリなどの野菜。
ひと手間加えられたやわらかくて臭みもない鹿肉のカツなど。
おいしい料理をいただきながら、楽しいお話ができました。
特に盛り上がったのは地方移住のお話。
古川さんご家族も東京から移住して高山に移られていて、もちろん大変なことはたくさんあるだろうけど、自分たちのやりたいこと、気持ちがいいなと思うものに素直にしたがって行動している姿はとてもまぶしかったです。
僕も日頃から東京の価値観だけでモノゴトをみるのはよくないなと思っていて、いつかはサツマイモ畑をやってみたいという願望もあるので、とても参考になりました。
ちなみに僕は旅行のときはいつも本を一冊持っていきます。
いつもは古典的な小説が多いのだけど、今回持っていったのは渋谷でバーを営んでいる方のエッセイ。
SOYさんとは真逆のような話で、東京にはいろんな人、店があって、そこでおもしろく生きていくやり方のようなことが書かれています。
全然意図していない対比だったけど、東京と地方。これからも考え続けたいテーマです。
平湯、飛騨高山ともに一度訪れた場所だったけど、一緒に行く人、新しく出会う人、そして時の積み重ねにより、みる視点や新しい体験など全然違うものになりました。
旅にはそういう楽しみ方もあるのですね。
さて次は金沢へ。
今まで馴染みのなかった日本海の海の幸。食べるぞー!(つづく)
2018年7月22日日曜日
平湯温泉
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
3泊4日の旅。ふたりで行って来ました。
まず目指すのは平湯温泉。
5年前、人間関係が嫌になって自然が多いところに行きたいと4ヶ月間住込みバイトをしていました。
そこにもいろんな人がいたけど、なにより自然の中でゆっくりと自分をみつめ直し、素の自分を取り戻せた思い出の地です。
新宿からバスで4時間半、途中の山や川に先日の豪雨の影響を感じつつ到着。
連日の猛暑が続く中、平湯の気温は30℃。湿度はなく快適。
しかし日差しは強く、記憶にある平湯よりはずいぶん暑かったです。
ここから上高地や乗鞍、穂高を目指す人がほとんどだけど、僕たちは平湯を満喫します。
まずはカフェマスタシュで昼食。
山奥とは思えないオムライスカレーは以前と変わりなく、そこにあり続けてくれる安心感を感じました。
そして次は平湯大滝に。
道中の坂は暑さのせいか歳のせいかわからないけど、思ったより厳しかったです。
それでも滝に近づくにつれひんやりと冷たい風が吹き、普段では目にできないスケール感に心を打たれます。
滝壺に落ちた水が霧状になって斜面の植物を揺らしていたがきれいだったなあ。
そういうの、写真ではまったく伝えられません。
次は、お気に入りの場所だったところへ。
傾斜はゆるく、細いけど高さのある木々に包まれ、視界の開けた誰もいないこの場所で、ゆっくりと自分をみつめ直したあの時間は忘れられません。
30歳を過ぎた今の自分を作ったのはあの時間のおかげ。
今回はふたりで訪れ、目をとじ深く深呼吸して、これからのエネルギーを充電してきました。
次は、樹齢1000年の大ネズコのところに。
ここも思ったより厳しいちょっとした登山の末に到着。
1000年の時の積み重ねはもう想像のしようもなく呆然とするだけですが、その姿は大きなうねりと静かな佇まいが混在し、圧倒的な存在感を放ちます。
時の積み重ねや生き残る理由、自然とはなにか。
考えることは普段と全く違っていて、ずっと眺めていられます。
帰りは少し冒険をしてケンカになりそうでしたが、ソフトクリームを食べ、温泉に入り、飛騨牛を食べ、ヘトヘトでしたが良い一日となりました。
翌日は飛騨高山へ。(つづく)
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
3泊4日の旅。ふたりで行って来ました。
まず目指すのは平湯温泉。
5年前、人間関係が嫌になって自然が多いところに行きたいと4ヶ月間住込みバイトをしていました。
そこにもいろんな人がいたけど、なにより自然の中でゆっくりと自分をみつめ直し、素の自分を取り戻せた思い出の地です。
新宿からバスで4時間半、途中の山や川に先日の豪雨の影響を感じつつ到着。
連日の猛暑が続く中、平湯の気温は30℃。湿度はなく快適。
しかし日差しは強く、記憶にある平湯よりはずいぶん暑かったです。
ここから上高地や乗鞍、穂高を目指す人がほとんどだけど、僕たちは平湯を満喫します。
まずはカフェマスタシュで昼食。
山奥とは思えないオムライスカレーは以前と変わりなく、そこにあり続けてくれる安心感を感じました。
そして次は平湯大滝に。
道中の坂は暑さのせいか歳のせいかわからないけど、思ったより厳しかったです。
それでも滝に近づくにつれひんやりと冷たい風が吹き、普段では目にできないスケール感に心を打たれます。
滝壺に落ちた水が霧状になって斜面の植物を揺らしていたがきれいだったなあ。
そういうの、写真ではまったく伝えられません。
次は、お気に入りの場所だったところへ。
傾斜はゆるく、細いけど高さのある木々に包まれ、視界の開けた誰もいないこの場所で、ゆっくりと自分をみつめ直したあの時間は忘れられません。
30歳を過ぎた今の自分を作ったのはあの時間のおかげ。
今回はふたりで訪れ、目をとじ深く深呼吸して、これからのエネルギーを充電してきました。
次は、樹齢1000年の大ネズコのところに。
ここも思ったより厳しいちょっとした登山の末に到着。
1000年の時の積み重ねはもう想像のしようもなく呆然とするだけですが、その姿は大きなうねりと静かな佇まいが混在し、圧倒的な存在感を放ちます。
時の積み重ねや生き残る理由、自然とはなにか。
考えることは普段と全く違っていて、ずっと眺めていられます。
帰りは少し冒険をしてケンカになりそうでしたが、ソフトクリームを食べ、温泉に入り、飛騨牛を食べ、ヘトヘトでしたが良い一日となりました。
翌日は飛騨高山へ。(つづく)
2018年7月16日月曜日
DIY
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
あそこはこうしたい、ここはこれがあればいいな、とかお店にいると妄想がふくらんで、長い休みの度にDIYで棚を作っている。
今回も直前まで作る気はなかったのだけど、やっぱり作ろうと思い立ち、暑い日差しの中ジョイフル本田に向かった。
前に木材加工室が2時間待ちということがあったので、開店直後に到着し目星の木材を購入。
しばらく店内を見て回ってると、おもしろいものがたくさんあってついつい長居してしまう。
そりゃみんな来るよなあと、たくさんの人がいる朝の店内をみて思う。
持ち帰り早速加工にかかる。
まずは表面のヤスリかけ。
建築資材用の荒い木目だけど、ヤスリをかけてやると十分美しい素材になる。愛着もわくし。
そして面取りといって角をヤスリで丸くする作業。
何事もこういう地道な作業が仕上がりに影響すると思う。
今回は可動式の棚にしたので金具の取り付け。
安価でこういう便利なものが売ってるし、妄想は広がるばかり。
実際に組み立てようとすると微調整が必要だったけど、なんとか完成。
なかなかいい感じに出来た。
恐らくこれ以上は棚を作ることはないと思う。
完成した店内は夏期休業明けをお楽しみに。
やりたかったことは大体できたので、あとは夏営業を考えたり仕込んだり。
その前に明日から岐阜金沢に行ってきます。楽しみ!
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
あそこはこうしたい、ここはこれがあればいいな、とかお店にいると妄想がふくらんで、長い休みの度にDIYで棚を作っている。
今回も直前まで作る気はなかったのだけど、やっぱり作ろうと思い立ち、暑い日差しの中ジョイフル本田に向かった。
前に木材加工室が2時間待ちということがあったので、開店直後に到着し目星の木材を購入。
しばらく店内を見て回ってると、おもしろいものがたくさんあってついつい長居してしまう。
そりゃみんな来るよなあと、たくさんの人がいる朝の店内をみて思う。
持ち帰り早速加工にかかる。
まずは表面のヤスリかけ。
建築資材用の荒い木目だけど、ヤスリをかけてやると十分美しい素材になる。愛着もわくし。
そして面取りといって角をヤスリで丸くする作業。
何事もこういう地道な作業が仕上がりに影響すると思う。
今回は可動式の棚にしたので金具の取り付け。
安価でこういう便利なものが売ってるし、妄想は広がるばかり。
実際に組み立てようとすると微調整が必要だったけど、なんとか完成。
恐らくこれ以上は棚を作ることはないと思う。
完成した店内は夏期休業明けをお楽しみに。
やりたかったことは大体できたので、あとは夏営業を考えたり仕込んだり。
その前に明日から岐阜金沢に行ってきます。楽しみ!
2018年7月14日土曜日
ガトーショコラ
※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
基本的に甘いものは好きで、チョコレートは常にストックしておかないと落ち着かないくらいです。
ある日ふと、「おいしいガトーショコラってどんなだろう?」と気になりました。
ガトーショコラって僕の中では、食べると「なにか違う…」と期待外れなことが多いイメージだったのです。
最近生チョコやチョコクリームのケーキを食べていて、僕が期待してたのはこういうものだったのじゃないかと気付き、じゃあそれはガトーショコラを知らないだけなんじゃないかと思ったのです。
そんな時、つくし野のカフェ『sens et sens』さんがガトーショコラのレシピを公開(有料)してるのを知りました。
素材の特性から扱い方、作業の意味までしっかり説明されていて、なんとなくできたガトーショコラではなく、ちゃんと意図したガトーショコラが作れるようになるレシピです。
これはガトーショコラを知るには最適だと思い作ってみることに。
でもこういうの、けんぴのモトを作る時にほしかったなー。
けんぴのモトっていうのは、芋けんぴのない時期に販売するために開発した焼菓子です。
焼菓子なんてほとんど作ったことがない時に、参考にしたものからアレンジして、自分のイメージするものに近づけるのはとても苦労しました。
なにかのレシピを見ても、「え、これなんのために入れてるの?」とか「この使い分けはなに?」とかわからないことだらけでした。
そうなるとひたすら、こうすればこうなるはずという仮定と、結果の検証をくり返してちょっとずつ理解していくしかありません。
そんなわけで、サンスさんのレシピでガトーショコラを初めて作ったのがこちら。
はい。ひどいですね…
僕の悪い癖のひとつが、基本を知らない初めから自分なりのアレンジをしてしまうことです。
これのおかげで、芋けんぴ作りを独学で始めた頃もずいぶん遠回りをしてしまいました。
そういう自分は知っていたので、今回は材料も分量もきっちり同じにしたのです。
レシピも読み込んで、手順もイメージできてました。
だけど円形ケーキの型はなかったのです…
手元にあるスリムなパウンドケーキの型でなんとかできないものかとやってしまったのです。
結果、火の通る上部だけよく膨らみ固まって、中部はしずんでこんな形に。
これじゃあこのレシピで意図した食感にはならないのでしょうね。
でも味のバランスはさすがの美味しさだったし、食感も今までのガトーショコラのイメージを変えるほどしっとり食べやすかったです。
数日後、もう一度作ってみることに。
最初の主旨でいえば、円形ケーキの型を買ってレシピの意図を再現するのが筋ですが、なぜか今持っている型で作れる、美味しいレシピを考えることに。
いろいろ調べると、そんなに膨らませずしっとりとろりとした生チョコのようなショコラテリーヌというケーキがあるそう。
というかチョコレートのお菓子は、少しの配合、少しの作り方の違いでいろんなお菓子になるんですね。
ショコラテリーヌはバター多めでたっぷりの油脂、泡立てない卵と少量の小麦粉で形を作り、蒸し焼きにすることでしっとり仕上げたケーキ。(僕の理解では)
でも自分の食べたいイメージをして考えた結果、サンスさんのレシピに生クリームを加えたアレンジで蒸し焼きにしました。
そして出来たのがこちら。
形はほぼ前回と一緒。
生クリームと蒸し焼きの効果でしっとりなめらかな食感。
でもメレンゲを入れたり、バターもそれほど多くないので、ショコラテリーヌとは呼べるものじゃないですね。
今回ガトーショコラを作ってみて、なにでできているか、食感や口どけの調整の仕方など少しは理解することができました。
次にどこかでガトーショコラを食べる機会があれば、今までとは違う楽しみ方ができそうです。
自分でピンポイントでイメージしたものを作るには、相変わらず大雑把でまだまだ時間がかかりそうですが。
でもそういう遠回りが好きなのです。
みんながみんな、目指すところへ効率的に一直線じゃなくてもいいんじゃないかな。
自分が楽しめるやり方で続けるのが一番。
それにどんな経験もすべて役に立つ時がきます。
芋けんぴとは全然関係なさそうなガトーショコラでも、いつかカタチを変えてけんぴ店で見かけることがあるかもしれません。
さて次は何を作ろうかな。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。
基本的に甘いものは好きで、チョコレートは常にストックしておかないと落ち着かないくらいです。
ある日ふと、「おいしいガトーショコラってどんなだろう?」と気になりました。
ガトーショコラって僕の中では、食べると「なにか違う…」と期待外れなことが多いイメージだったのです。
最近生チョコやチョコクリームのケーキを食べていて、僕が期待してたのはこういうものだったのじゃないかと気付き、じゃあそれはガトーショコラを知らないだけなんじゃないかと思ったのです。
そんな時、つくし野のカフェ『sens et sens』さんがガトーショコラのレシピを公開(有料)してるのを知りました。
素材の特性から扱い方、作業の意味までしっかり説明されていて、なんとなくできたガトーショコラではなく、ちゃんと意図したガトーショコラが作れるようになるレシピです。
これはガトーショコラを知るには最適だと思い作ってみることに。
でもこういうの、けんぴのモトを作る時にほしかったなー。
けんぴのモトっていうのは、芋けんぴのない時期に販売するために開発した焼菓子です。
焼菓子なんてほとんど作ったことがない時に、参考にしたものからアレンジして、自分のイメージするものに近づけるのはとても苦労しました。
なにかのレシピを見ても、「え、これなんのために入れてるの?」とか「この使い分けはなに?」とかわからないことだらけでした。
そうなるとひたすら、こうすればこうなるはずという仮定と、結果の検証をくり返してちょっとずつ理解していくしかありません。
そんなわけで、サンスさんのレシピでガトーショコラを初めて作ったのがこちら。
はい。ひどいですね…
僕の悪い癖のひとつが、基本を知らない初めから自分なりのアレンジをしてしまうことです。
これのおかげで、芋けんぴ作りを独学で始めた頃もずいぶん遠回りをしてしまいました。
そういう自分は知っていたので、今回は材料も分量もきっちり同じにしたのです。
レシピも読み込んで、手順もイメージできてました。
だけど円形ケーキの型はなかったのです…
手元にあるスリムなパウンドケーキの型でなんとかできないものかとやってしまったのです。
結果、火の通る上部だけよく膨らみ固まって、中部はしずんでこんな形に。
これじゃあこのレシピで意図した食感にはならないのでしょうね。
でも味のバランスはさすがの美味しさだったし、食感も今までのガトーショコラのイメージを変えるほどしっとり食べやすかったです。
数日後、もう一度作ってみることに。
最初の主旨でいえば、円形ケーキの型を買ってレシピの意図を再現するのが筋ですが、なぜか今持っている型で作れる、美味しいレシピを考えることに。
いろいろ調べると、そんなに膨らませずしっとりとろりとした生チョコのようなショコラテリーヌというケーキがあるそう。
というかチョコレートのお菓子は、少しの配合、少しの作り方の違いでいろんなお菓子になるんですね。
ショコラテリーヌはバター多めでたっぷりの油脂、泡立てない卵と少量の小麦粉で形を作り、蒸し焼きにすることでしっとり仕上げたケーキ。(僕の理解では)
でも自分の食べたいイメージをして考えた結果、サンスさんのレシピに生クリームを加えたアレンジで蒸し焼きにしました。
そして出来たのがこちら。
形はほぼ前回と一緒。
生クリームと蒸し焼きの効果でしっとりなめらかな食感。
でもメレンゲを入れたり、バターもそれほど多くないので、ショコラテリーヌとは呼べるものじゃないですね。
今回ガトーショコラを作ってみて、なにでできているか、食感や口どけの調整の仕方など少しは理解することができました。
次にどこかでガトーショコラを食べる機会があれば、今までとは違う楽しみ方ができそうです。
自分でピンポイントでイメージしたものを作るには、相変わらず大雑把でまだまだ時間がかかりそうですが。
でもそういう遠回りが好きなのです。
みんながみんな、目指すところへ効率的に一直線じゃなくてもいいんじゃないかな。
自分が楽しめるやり方で続けるのが一番。
それにどんな経験もすべて役に立つ時がきます。
芋けんぴとは全然関係なさそうなガトーショコラでも、いつかカタチを変えてけんぴ店で見かけることがあるかもしれません。
さて次は何を作ろうかな。
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