2018年7月26日木曜日

金沢

※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。



旅行3日目は金沢へ。

午前中はSOYさんでおいしい朝食を食べゆっくりと過ごし、昼前にバスで出発。
合掌造りで有名な白川郷を経由して2時間で到着です。


しかし金沢は暑かった…

高山も気温は高いものの湿度は低くまだ大丈夫だったけど、金沢はアスファルトから立ちのぼる暑さでクラクラしました。
それでも市内を走るバスのフリーパスを買って、さっそく近江町市場に行きました。















海鮮丼を食べて、能登の調味料など買ったりして、次の目的地に。
到着が遅かったので、駆け足になってしまったのが残念だったなあ。
















3つある茶屋街のひとつ、西茶屋街を散策して近くにある津田水引さんへ。
水引で有名なのは、伊予、飯田、金沢だそう。
関係あるかはわからないけどウチの母も昔水引の内職をやっていて、僕にとっては馴染みのあるものでした。
大人になってふと、水引細工ってかわいいなあと思い、特に金沢水引は立体的で目を惹いて、いつか見てみたいと思っていたのでした。
















次は金沢21世紀美術館に。
今や金沢と言えばという場所になったけど、僕がデザインの専門学生だった頃に完成して話題になり、行ってみたい場所のひとつでした。
わかりやすくアートな雰囲気を味わえていいと思います。
近くの甘味処であんみつを食べて、一度ホテルに。


夜は絶対お寿司を食べようと決めていたので、ホテルの方もオススメの葵寿司さんに。














カウンターのお寿司屋さんに入ったのは初めてだったので、最初そうとう挙動不審でした。
お店の方は特にあれこれ説明してくれるわけではなく、つかず離れずな距離感。
親切な隣のお客さんの助けもあり、なんとかお寿司と金沢の日本酒を注文して待ちます。

そして目の前に置かれたハランの葉の上に、ていねいに握られた寿司が置かれていきます。
一口食べて、今まで食べてきた魚介とは全くの別物だということがわかりました。


めっちゃうまい!!!

頭の中にめっちゃうまい!の緊急信号が点滅して、次々に握られる寿司を味わっていきます。
エビ、イカ、貝、ブリの一歩手前のもの、ズワイガニ、穴子、のどぐろ(あんまり詳しくないので大雑把)など、一口ごとにに全く違う色や形の花火が上がってるようでした。

一息ついていると、先程とは反対側に座っていた常連さんらしき男性に「どこからきたの?」と話しかけられました。
「東京から。」と答えると、その男性も東京に住んでいたそう。

そこから話が盛り上がり、お酒やどじょうの蒲焼きをごちそうしていただいたり。
おにぎり屋をやっているという話になると、寿司屋の大将も米や海苔に対するこだわりを教えてくれたり。
人生の先輩方の言葉には重みと笑いがあり、濃密な夜を過ごすことができました。


僕のなかでひとつ大きかったのは、おにぎりの話をしている時に、その男性や大将にもおにぎりを食べてもらいたいなあと思えたことでした。
そんな方々にも、自信を持って食べてもらえるおにぎりだという自負があったのです。

もちろんお寿司屋さんで使うお米や海苔とは違うのですが、毎日食べたいと思えるおにぎりに合ったお米や海苔などの素材の選択、そして炊き方握り方などおにぎりの扱い方。
積み重ねてきたものは間違ってなかったなあと思えました。


本当に素晴らしい金沢の夜になりました。
隣の方、大将、女将さん、ありがとうございました。



そして次の日、そのホテルの朝食もすごくおいしく、よい心地のまま金沢駅でお買い物。
ブリのたたきや河豚の子ぬか漬けなどの珍味、器や張り子玩具などいろいろ買い込んで、北陸新幹線で帰りました。

熱く(暑く)、濃い三泊四日。
夏期休業明けには、みなさんにもその空気を少しおすそわけできたらと思います。

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