2018年6月27日水曜日

7月の予定とその後















梅雨明けしたような暑い日が続いてます。
でももう7月なんですね。

7月は、先日ちょこっとお伝えしたように、長めの夏期休業をとります。
その前に楽しい催しも。


・7/1(日) 21時〜 『web shop オープン』
※7/3(火)は発送作業のため店舗休業となります。

・7/7(土)、7/8(日) 11〜19時 『のこいちば』 場所:noco
※7/6(金)はイベント準備のため、8〜15時の営業となります。


・夏期休業 7/9(月)〜7/30(月)



ということで、店舗営業はかなり少なめ。
今期の芋けんぴの販売も『のこいちば』までとなり、再開は9月中旬ごろの新芋の時期になります。

7/31(火)からは夏営業ということで、久しぶりにイートインメニューを復活させます。
おにぎり、お味噌汁はもちろん、冷やしだし茶漬けやところてん、ドリンクなど夏だけのメニューをお楽しみいただけます。



そしてひとつお知らせなのですが、芋けんぴ再開となる新芋の季節となりましたら、今一度、営業日、営業時間、メニューの見直しを考えています。

昨年末にテレビで放映されてから予想以上の反響をいただきました。
主に芋けんぴを買いたいという声で、それにお応えするためイートインやメニューの一部をお休みして、芋けんぴ作りに注力しました。

そのおかげで、作り方を見直すきっかけになり品質や生産スピードが上がったりといいこともありましたが、体調が整わなかったり、今までとは違うきっかけでご来店された方との意思疎通がとれなかったりと、いろいろと考える部分もありました。


そして今後をどうしていくかと考えた時、商売を優先させるなら、芋けんぴの製造をより効率化してゆく方向が考えられます。

作り方を見直しましたが、今の作り方、今のペースで作り続けていたら身体がもちそうにありません。
前は芋けんぴ製造量の限界を知りたい、なんて思っていましたが、効率的に揚げ続ける部分でかなりの体力を使ってしまうのです。

そうしたら大型の設備の導入ということになってきます。


でもそれは、まだ今ではないと思うのです。

確かに今のやり方では、まだまだ非効率な部分がたくさんあります。
サツマイモを一本一本手で切ったり、油の温度をちくいち手動で調整したり。

するとごくまれに、イレギュラーなことが起こります。
歓迎されることではありませんが、そこからの気付きがあったりもするのです。
芋けんぴはまだまだわからない部分も多く、だからこそそのイレギュラーが手作りのおもしろさだとも感じます。

なので芋けんぴ作りはこのまま、手作りのおもしろさを追求していきたいです。


じゃあ進むべき道はどこなのか。
これは初めから変わらず、普段の楽しみをみつけられるところでありたい、という方へ。

そのための見直しです。

イートインは復活します。
芋けんぴを買うだけの場所、というのはやっぱり目指すところではないですから。

芋けんぴはパッケージが変わります。
これは上の理由で、芋けんぴを作り続けるため、お店を続けるために。


その他詳細が決まりましたら、またお知らせします。
なかなか定まらない店ではありますが、これからもお付き合いいただけたらうれしいです。






2018年6月26日火曜日

web shop 7月














前回の販売が予想以上にご好評いただいたので、さつまいもの在庫がなくなる前にもう一度販売します。


7/1(日)21:00より、web shopにてご注文を受け付けます。


今回も『芋けんぴ食べ比べ4個セット』です。


内容は、シルクスイートは終了したので、紅あずま、高系14号を使った4種類。

当店定番の喜界島産きび砂糖の蜜をまとった『紅あずま』
夏に向けて食べたくなる、果実の甘みと柑橘のほろ苦さの『甘夏&レモン』
揚げパンのような不思議な味わい『きなこ』
砂糖醤油の甘辛い蜜をまとった『みたらし』


用意できる数に限りがありますので、お一人様二箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。

なお注意事項として、

2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。

操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が売切れとなってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。



今季最後の芋けんぴ。

厳しい冬を越しでんぷんが糖に変わり、芋本来の甘みが感じられます。
秋になり新芋の季節になると、軽い食感とフレッシュな風味のものになります。

そんな次の楽しみを見つけつつ、今の芋けんぴを楽しんでもらえたらと思います。




2018年6月24日日曜日

らっきょう仕事














今年もらっきょう漬けを仕込みました。

年々量が増え続け、今回は30キロ。店内に香りが充満しています。


元々は、おにぎりで一番好きな具材の『ツナマヨ』を、さらにおいしく食べるにはどうしたらいいだろうと考えた時に、たどり着いた答えが「らっきょうの醤油漬け」でした。
甘酢漬けしか食べたことはなかったけど、自分で手作りしてみて『ツナマヨ』が完成した時、ちゃんとイメージ通りの味になっていました。
今でも一番好きな具材です。(お店ではあんまり人気はないけど)

らっきょうの醤油漬け自体は、お酒のおつまみや、滋養のある一品として人気商品となり、仕込みが追いつかないくらいになりました。


去年はらっきょうを仕込む会としてイベント形式で行い、いろんな方にらっきょうの手仕事を体験していただきました。
らっきょう仕事は本当に地味で、さらに忍耐が必要です。

一粒ひとつぶ、先端と根を切り落とし、薄皮を剥く。
一キロでも100粒はあるでしょう。
ひたすら、切って剥きます。

ウチの漬け方は、下漬けなしで熱い漬け汁をそのままらっきょうにかけて終わり。
わりとすぐ食べられるようにはなりますが、個人的には涼しくなる9月10月頃まで漬けて、味が馴染んできた方が好みです。


古漬けになって味が濃くなったら、刻んでポテサラやカレーの隠し味に。
ひき肉と相性が良さそうだから、ミートソースやハンバーグに入れても美味しそう。

余った漬け汁は、お酢や塩で味を調整して再度漬け汁に。
生姜と一緒にきゅうりや茗荷、少し湯通ししたレンコンや人参などの根菜を漬けても美味しいです。
その他、酢飯にしたり、オイルを加えてドレッシングにしてもいいと思います。

それでも余った漬け汁は、次の年の漬け汁に加えてます。
前年のらっきょうの旨味が染み込んだ秘伝の漬け汁です。


今年は時間がなくイベントとしては出来なかったけど、また機会を作ってみんなでらっきょう仕事をやりたいですね。

2018年6月20日水曜日

のこいちば




















7月に開催されるイベント出張のお知らせです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『のこいちば』

○2018.7.7 sat ~ 7.8 sun
○open 11:00~19:00
○開催場所/noco

東京のチベット、青梅の山懐に抱かれる天然酵母パン屋「noco」で開催される
のこいちば。
「noco」と関わりのあるモノゴト作りのプロが織りなす
異国情緒溢れる大人マルシェな2日間。
美味しいパンは勿論、珈琲あり、料理あり、おにぎりあり
魅力的な古道具の数々や、木工、雑貨、そして投げ銭式のライブまで盛だくさん。
『のこいちば』では2日間、それぞれ違うアーティストによる
投げ銭ライブも開催いたしますよ。
雑貨や美味しいものに囲まれながら、心地よい音楽を。

●7.7 sat 「fla-fula」 
アコースティック、オルタナティブミュージック
出演時間/ 1)13:00~ 2)17:00~

●7.8 sun 「カラトユカリ×平方 茜」
うたとアコースティックギターとサックス
出演時間/ 1)13:00~ 2)17:00~

●出店店舗
いずん堂 ─ ビン詰・おそうざい ─
加藤けんぴ店 ─ おにぎり・芋けんぴ ─
KANNO TEXTILE ─ 諸国民藝・木履 ─
椿堂 ─ 木の家具と木の道具 ─
ねじまき雲 ─ 珈琲・ラム酒 ─
マルポー ─ 古道具・アクセサリー ─
noco ─ パン ─

※各店舗の提供内容についてはそれぞれのオフィシャルサイトをご覧ください。


●お問い合わせ
東京都青梅市柚木町2-332-2
0428-27-5456   http://noco.wpblog.jp/
・JR青梅線「二俣尾駅」下車 南口(改札を出て左方面)より徒歩 約14分
・JR青梅線「青梅駅」下車 南口 交番前よりバス「梅76丙 吉野行」
または「梅01 青梅駅前(都営)」(所要時間約20分)
バス停留所【奥多摩橋】下車 徒歩 約2分
*専用駐車場はスペースに限りがございますので、お越しの際はできるだけ公共交通機関をご利用くださいますようお願いたします。また、吉川英二記念館斜向かいの市営「梅の里無料駐車場」もご利用下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これはすごいメンバーです。
ウチが出店してなかったら、普通にお客さんとして参加してましたね。


おいしいものを食べたり飲んだり。
おもしろいもの、うつくしいものを手にして、心地よい音楽を聴く。

『noco』さんがあるのは、澄んだ空気の流れる青梅の奥地。
たしかにちょっと遠いけど、休日の小旅行気分で訪れれば、きっといい一日になります。



今期の芋けんぴ販売は、この『のこいちば』までとなります。
夏の間はお休みで、また秋の新芋の時期に再開します。

盛りたくさんな二日間。
ぜひお越しください。

2018年6月17日日曜日

結婚式












先日、結婚式を挙げました。


最近臨時休業が多かったですが、ほぼこの日のためでした。

親族だけの小さな式でしたが、会場、衣装、食事、引出物など決めるのは、なかなか気苦労の多い日々でした。

それでも、指輪や写真やお花、引出物などご縁のある方々のお願いでき、自分たちの選んだもので身の丈にあった結婚式ができました。

準備ができ神前に向かう参道に出た瞬間、雲の間から薄明かりが差し込んで、清らかな充実感に満たされました。

ご参列いただいた方々にもよろこんでいただけたようで、とてもいい一日になりました。


これからもいい時も悪い時もあると思いますが、二人で支え合いながら進んでいきたいです。

みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。



そんなこんなで来月は長めの休暇をいただきます。
相変わらずいつやってるかわからないお店のイメージがつきそうです。

2018年6月16日土曜日

臨時休業


本日6/16(土)は臨時休業となります。
19(火)より通常営業です。
よろしくお願いいたします。

2018年6月12日火曜日

言葉や写真


言葉や写真が苦手でした。
苦手というか、信用していない感じ。

昔からあまのじゃくだったからか、しゃべりが上手い人やインスタ映えなんてきくと拒否反応を起こしていました。

どんなに上手く言葉や写真を使っても、表現できないものはある。
そんな風に思っていました。



でもそれは言い訳してるだけだし、否定する理由にはならないのです。


言葉や写真で表現できないものは確かにある。
しかし言葉や写真で見えてくるものもある。


今まで僕はそこに完璧を求めすぎてたのかもしれません。

言葉や写真もひとつのきっかけになればいい。


そう思うと、ちょっと気楽になれました。

別にたいしたことを言ってるわけじゃないけど、自分で勝手に背負ってる重いものを、ひとつひとつ脱ぎ捨てて軽くなっていくのは楽しいな、という話。





2018年6月10日日曜日

発送と次回販売

今回のネットショップでの芋けんぴは完売しました。
しばらくぶりの販売だったのでどうなるかと思っていましたが、想像以上の早さで全て売り切れました。
ありがとうございました!

ご入金を確認できた方から商品を発送します。
到着までいましばらくお待ちくださいませ。


次回販売予定はまだ未定です。

ですが予想以上のご注文いただいたので、できれば夏までにもう一度販売できたらと考えています。
しかしサツマイモの在庫状況や製造状況によりますので、決まり次第告知します。

よろしくお願いいたします。

2018年6月6日水曜日

web shop 6月


















※6/9 注文方法変更あり(詳細は下記参照)



6/10(日)21時より、web shopにて芋けんぴの販売を開始します。

今回も『芋けんぴ 食べ比べ4個セット』です。
数に限りがある為、お一人様二箱までのご購入とさせていただきます。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。


内容は、

当店定番の喜界島産きび砂糖の蜜をまとった『紅あずま』
夏に向けて食べたくなる、果実の甘みと柑橘のほろ苦さの『甘夏&レモン』(new)
芋本来の甘みが感じられ、おつまみにもなる塩味の『スモーク』
そして、揚げパンのような不思議な味わい『きなこ』(new)
か、
砂糖醤油の甘辛い蜜をまとった『みたらし』

の4種類です。


希望する方には、『きなこ』『みたらし』に変更することもできます。
注文ページの備考欄にその旨ご記入ください。
二箱中一箱分だけの変更も可能です。


『きなこ』が入った【芋けんぴ食べ比べセット(きなこ)】と、
『みたらし』が入った【芋けんぴ食べ比べセット(みたらし)】を販売します。

お一人様各一箱ずつ、合計二箱までとなります。
販売数に達し次第終了となります。ご容赦ください。




なお注意事項として、

2回注文をした場合、(二箱ではなく、2回送料が発生するということ)2回目の注文は予告なしにキャンセルとします。名前だけ変更して、同一住所の場合も同様です。

操作ミスということもあるかもしれませんが、それによって本来買えた方が売切れとなってしまいます。
落ち着いたご注文をお願い致します。



芋けんぴの販売は7月頭までの予定なので、web shopでの販売は今回が最後となるかもしれません。
また秋の新芋の季節になれば再開します。
でも今回のこの種類を食べられるのは今だけ。
その時季の味わいを感じていただけたらと思います。


最近うれしかったのは、別々の常連さんに続けて「芋けんぴが前よりさらにおいしくなっている。」と言っていただいたことです。

日々地道にわかるかわからないかくらいの工夫を重ねたものが伝わっていて、芋けんぴを作り続けている甲斐があったなあと。



たかが芋けんぴ。
されど芋けんぴ。

新茶や珈琲のお供に一息ついて、いい時間を過ごしていただければうれしいです。




2018年6月1日金曜日

生新茶














小原春香園さんの『生新茶』入荷しました。
















小原春香園さんは大阪にあるお茶屋さんで、僕が学生だった十数年前からお世話になっています。

出会いのキッカケは、特に趣味のなかった僕がふと「お茶、いいかも。」と思ったことから始まりました。



近所にあったお茶屋さんに、どんなものがあるんだろうと見に行きました。

なんとなく並んでいる商品を見ていると、
「まあ一杯飲んでいきなさい。」
と店主の小原さんに言われました。

一杯いただくと、
「こんなのもある。」
ともう一杯。

そして、
「アイス食べる?」
となぜか抹茶ソフトクリームまでいただいてしまいました。

そんな感じでどんどんお茶をいただきながら、小原さんの日本茶トークは過熱していきました。


そして何度か通っていたある日。
その日も珍しいお茶を飲ませていただいて、

「味わかるか?」

僕が「うーん…」と言っていたら、


「わかられても困る。わかるには10年早いわ。」

と。



この時が、今につながる原点でした。

身近にあるものが、奥深いおもしろいものだとワクワクできた瞬間だったのです。



小原春香園さんは、商品のことを質問すれば予想の10倍以上の熱量で答えてくれるのですが、置いてあるものは誰にでも手の届くものばかり。

何かの賞を取ったとか、なにかの名人が作ったとかではなく、小原さんがおいしいと思うもの、普段の日に飲めるものを売るお茶屋さんでした。





十数年経った今でも、お茶の味はそこまでわかりませんが、夏は水出し煎茶で飲んだり、温度の違いで変わる味わいを楽しんだり、自分なりの楽しみ方でお茶を飲んでいます。

この『生新茶』は毎年新茶の時期に、小原さんが産地の鹿児島に出向き、何度も試飲して決めたオリジナルブレンドです。
火入れを弱くしているので、濃厚で青みのあるお茶の香りが楽しめます。
このお茶と芋けんぴ食べるとたまりません。やっぱりお茶ってうめー!!


茶葉を買ったけど最後まで飲みきれないという方は、水出しがオススメです。
苦味が少なく甘味旨味のあるスッキリとしたお茶が飲めます。茶葉もケチらずたっぷり使いましょう。
お茶の淹れ方も、お湯の温度が高いと渋み苦み、低いと旨み甘みが出やすいとだけわかっていればいいと思います。
あとは自分のお好みで。飲みたいお茶をイメージして楽しんでください。


普段の日に、お茶を飲む楽しみを。