2017年11月11日土曜日

みたらし













味付き芋けんぴの第一号になったのが、このみたらし。

芋けんぴに味をつけるにあたって一番の問題になるのは、砂糖蜜が固まるかどうかです。
はちみつなどいろいろ試していますが、何か液体を混ぜるとベトベトとくっつくようになりやすいのです。
糖に関わる化学的な知識が必要なのかもしれません。
時間を作って勉強したいと思ってますが、なかなか実現できてません。

そんな中一番うまくいったのが、砂糖蜜に醤油を入れることでした。
ベトつかないのはもちろんのこと、醤油の焦げた香ばしさ、甘辛い味付けはお煎餅でもありますが、揚げた芋とも相性がよかったのです。


使うサツマイモは熊本県大津町中無田さんの高系14号。
鳴門金時など全国に数あるブランド芋の元となった品種で、今でも西日本を中心に食べられています。
食感はホクホクとして粉っぽく、やさしい甘さがあります。
しかし近年、安納芋のようなしっとりと蜜があふれるくらいの甘みのある品種が人気になり、高系14号を作る農家さんは数を減らしているそう。

人気なんて巡っていくものだから、いつかまたホクホクと甘い芋が好まれる日も来ると思
うんですがね。

そんな高系14号を芋けんぴにすると、焼き芋の焦げた皮のような風味の香ばしい仕上がりに。
食感も軽く、みたらしとの相性はバツグンです。

芋の香ばしさと醤油の香ばしさ。
芋けんぴで出会った組み合わせ。
ぜひお試しください。

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