2016年1月17日日曜日

卒制展











お店のこととは関係ないんだけど、日記みたいなのもたまには書こうと思います。


今日は武蔵野美術大学の卒業・修了制作展にいってきました。

実は僕もデザインの専門学校に通っていて、卒制展のなんだか懐かしいこの雰囲気を楽しんできました。

とはいっても、さすがムサビ。
クオリティーが違うなあ。

あの当時の地方のデザイン学生としては、ムサビや多摩美は憧れというか別格な存在だと思ってました。
そんな想いもあって東京に出てきたというのもあります。
でも東京に出てきて思ったのは、意外とみんな普通、というか同じ人なんだなってことでした。
勝手に自分の中で神格化したり、あの人のようにはなれないとか、線引きする必要はなくて。
いろんな人がいるな、ってことです。

話が逸れましたが、やっぱり自分と同じものに興味を向けられた作品は見ちゃいますね。
珈琲のリヤカーだったり、漫画だったり、和のものだったり、食べ物だったり。
あと歴史をちゃんと掘り下げてるものも好きです。
逆に、部屋を黒くしてる空間はちょっと近づけなかったです。


フラフラといろいろ見て回りながら、自分の卒制展のことを思い出してました。

僕の卒制のテーマは、あちこち回り道はあったものの、「楽しいとはなにか?」としてスツールを作りました。
自分で組み立てられて、パーツの色を選べるというものでした。
割りと納得のいく出来で、今でも部屋で使ってます。

この「楽しいとはなにか?」っていうテーマ。
今と全然変わってないんですよね。
作るモノがスツールから、芋けんぴになったけど。
だから今も卒業制作の途中だなって、ぼんやり考えてました。
たぶん終わらないだろうなあ。

一生をかけて卒業制作するのも悪くないですよね。
ムサビの学生さんも、卒業するためのものじゃなくて、一生ものの自分のテーマをみつけられたらいいなあと思いました。

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