2016年10月11日火曜日

紅あずま














炊きたて握りたておにぎりを食べる会」は両日とも開催人数には達しましたが、まだ空きはあるので引き続きご予約お待ちしております。


さて芋けんぴは、期間限定だった『かぼす』は終了し、新しく『紅あずま』が登場します。
実は『紅あずま』を商品化するのは初めてです。
でも、これまでいろんな品種の芋で芋けんぴを作ってきましたが、一番芋けんぴに適してる品種かもしれません。
関東でさつまいもといえば『紅あずま』なんですけどね。
まさに灯台下暗し。

今まで変わった品種や、個性的な味や食感を求めすぎていたのかもしれません。
今までにも何度もそういう壁に当たってきたけど、その都度何が大切なのかを見つめ直してきました。
それでも芋けんぴは、正直まだまだわからないことだらけです。

今いろんなもので言われるようになってきましたが、珈琲豆のように同じ産地であっても農園によって、畑によって品質が違ってくるようです。
さつまいもでも、同じ品種であっても、産地によって、農園によって、さらに出来た年によっても、芋けんぴにした時の仕上がりが変わってくるように感じます。

そのなかで、自分の作りたい芋けんぴをどう作るか。
まだまだ未熟ですが、その時のベストを尽くしてひとつずつ積み上げていってます。


そして今たどり着いた、僕の中の芋けんぴらしい芋けんぴのひとつが『紅あずま』。
味付けはシンプルなきび砂糖です。
これからの加藤けんぴ店の定番になりそうな予感です。

現在店頭には、『紅はるか』『黒糖(高系14号)』『黄金千貫』『紅あずま』の4種類が並んでいます。
『かぼす』がなくなったので、派手さの全くない地味なラインナップです。
Instagramに写るような華やかさはありませんが、それぞれに良さがあると思ってます。
その辺りの、「地味な地力のようなもの」を上げていきたいです。


ようやく秋らしい気候になってきましたので、ぜひ芋けんぴもよろしくお願いします。

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