2016年4月24日日曜日
田植え
4月上旬、加藤けんぴ店では密かな企みが行われていました。
それがこちら。
なにかというと、もみがらのついた玄米を水に浸しているところです。
去年の冬までは、加藤けんぴ店で使っているミルキークイーンという品種の玄米に、たまにもみがらのついた玄米が入っていました。
そのまま炊くと食感が気になるので、ひとつひとつ手で取り除いていました。
(今では大型の機械を導入されて、もみがらのついた玄米はありません。)
もしかして芽が出るかもと、その玄米をとってあったのです。
そして暖かくなってきたので、水に浸してみることに。
しばらく変化はなくやっぱり出ないかと思っていたところ、ある日ふと見てみるとなにかが出てる!
しばらく様子を見てみると、どんどん伸びてきました。
そして半分は鉢植えに移すことに。
コップの方はどんどん伸びてきているのに、こちらは変化がありません。
やっぱり駄目かと諦めかけたその時…
芽が出た!!
ちょっと深く植えすぎたみたいです。
少し土をどかしてあげると、がんばって地上に出ようとしているところでした。
そして今日、コップの方はもうコップの高さよりも高く成長し、鉢植えの方もぐんぐん伸びて密集しすぎているようでした。
そこで、なにか使い道はないかと考えていた一斗缶を利用して、田んぼを作りました。
名付けて『加藤けんぴ田(でん)』。(水田じゃないですけど)
それがこちら。
コップ出身と鉢植え出身に分かれています。
鉢植え出身の方が根が張っていたけど、はたしてどうなるでしょうか。
いつもお米を買っている白井米店の白井さんから、
「米一粒から500粒のお米が採れる。一粒無駄にすることは500粒無駄にすることと同じ。」
という話を聞きました。
実際白井米店さんでは、仕事場で最後に掃除をして、ごみと米粒を分けています。
一粒も捨てることはないのです。
そんなお米屋さんや、育ててくれた農家さんを想い、僕も一粒一粒を大事にしておにぎりを作っています。
真面目な話になっちゃいましたが、お米を育てるのはそういう想いを思い出すのにいいなと感じました。
みなさんもこのお米の成長、ぜひお楽しみに!
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