2016年6月5日日曜日

おにぎらさせ

















先日、今使っているところとは別の海苔屋さんの営業の人が来ました。

サンプルを食べてみて、今使っている海苔屋の社長さんがススメてくれた海苔は、やっぱりおにぎりに合ってるなあと思いました。


その話はさておき、その営業の方から興味深い話を聞きました。

おにぎり屋って増えてるのかなと思って聞いてみたところ、
「駅ビルのようなところにあるチェーン店は増えてるけれど、個人のおにぎり屋さんは減ってきている。」
だそうです。
原因は、単価がとれなくて商売としてやっていくには難しいから、と。
実際おにぎりを出すお店をやってみて、全くその通りだなと感じます。

でもそこで思いました。
だからこそ、ちゃんとした真っ当なおにぎりが食べられるお店を残していきたい。
チェーン店がちゃんとしてないということではありませんが、いろんな思惑が入り乱れていそうです。
一貫した想いをもって作られたおにぎりとは、やっぱりちょっと違うかな。


でもできることといえば、ただおにぎりを握らさせていただくことだけ。
そうそう。なぜか不思議なんですけど、おにぎりって握らさせてもらってるという意識になるんですよね。
おいしいおにぎりを作るコツは、握るんじゃなくて手を添えてカタチを整えるだけっていうんですが、まさにそのとおり。
作り方のコツだけじゃなくて、おいしいお米、塩、海苔、それを作る人届ける人、みんなの想いを整える、そんな意識の話でもあると思ってます。
だから尊敬の意味を込めて『「お」にぎり』なのかな、と。


そんなわけで、「おにぎらず」は作りません。笑
おにぎりを、どうぞ。


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