2016年6月25日土曜日

炊きたて、握りたて











明日26日は、「炊きたておにぎりの日」とご案内していましたが、予定を変更して通常通りのスタイルで営業いたします。直前での告知となり、申し訳ございません。
代わりに久しぶりに「いなり寿司」を作ります。
国産大豆を使って菜種油で揚げた油揚げと、新しょうがの甘酢漬けを使ったいなり寿司。
お惣菜はチキン南蛮があります。
ぜひお越しください。



さてちょっとだけ「炊きたて」のお話を。
先日、冷めたおひつごはんも美味しいよ。という話をしましたが、やはり炊きたてのごはんというのは格別です。

ごはんが炊き上がり、フタを開ける。
あつあつの蒸気が立ちのぼり、ごはんの香りが広がる。
そして表れるつやつやのごはん。

もうこれだけで、幸せ。


でもこの「炊きたて」というやつ。意外とその時間は短いのだと思います。
毎日ごはんを炊いて、手で触れている自分の個人的な感覚の話ですが、
炊きたてと呼べるのは、炊き上がってから長くても30分。そのくらいです。

感触でいうと、30分まではごはんに温かさがあり、手でほぐれます。
それ以上経つと、ごはんがくっつきだして、いかにも冷めてきたという感じです。

これはおひつにごはんを移した場合の話です。
炊飯器は十年くらい使ってないのでもう忘れてしまいましたが、どうなんでしょうね。
炊きあがって30分くらいしても、あの幸せな香りはするんでしょうか?
なんだか炊飯器だと保温できることをいいことに、あの炊きたてのありがたみを忘れてしまうんじゃないかなと思ってしまいます。


まあその話は置いといて、次は「握りたて」の話。
握りたておにぎりの価値は、そのあつあつ温かいごはんに、程よい塩気と程よい固まり感を与えるところ。
口一杯にほおばって、鼻に抜けるごはんの香りと噛みしめるほどに広がる甘み。
こんなの最高じゃないですか。

そしてその時間はもっと短く、握ってから30秒。たぶんそのくらい。
これは海苔を巻いた場合、その海苔もパリッと歯ごたえよく食べられる時間なんだけど、海苔を巻かない場合でも、炊きたての蒸気はそのくらいで抜けちゃうと思います。
もちろん炊き上がってからの時間にもよりますが。

たぶん、揚げたての天ぷらやくし揚げなども、そのくらいの時間で食べてほしいんじゃないかなって思うのですが。


とにかく言いたいのは、炊きたて握りたてというのは格別で、儚くもありがたいものなんだということです。
いつかそういうおにぎりも食べてもらいたいなと考えていたのですが、今の段階では実現は難しく、今回は見送りました。


食べてみたいという方がいたらできるかもなあ。
ご興味ありましたらお声がけください。

0 件のコメント:

コメントを投稿